ちょっとふいに時間ができたのでな鬼滅の刃劇場版観てきた
何の前情報もなくただ流行ってるからという理由だけでいきなり観てみて、感想を一言で言うと、いわゆる鬼退治、桃太郎(´・ω・`)

じゃあ何故これがヒットしたかというと、首を落としたり血生臭い惨殺シーンが描写されるにも関わらず、主人公たちのその価値観にあるのかなって
いわゆるジブリ効果と同じで現代人が何処かに忘れてきてしまった弱者を助けるとか正しい事をする意義がこれでもかってくらいにセリフに表れていて、それが刺さってくる
宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999で育ってる世代はそんなもの散々見てきてるから、あーまたそれねと思いがちだけど、
なんせ主人公たちが剣士として未熟なために、暖かかった家庭や母親の教え、正義とは何か?を様々な葛藤の末に導かれた演出がなされていて初見でも心を打つ
加えて「柱」と呼ばれるベテランの剣士たちのサポートもあり、危機的状況は彼らが助けてくれる
アニメとしての描写はドラゴンボールやポケモンと変わらないし剣術というよりはもはやカメハメハー!的ではあるけどwまぁそんな安っぽい剣さばきも演出でまぁまぁ迫力のあるものにしてる
時代背景はよく分からないけど石炭で走る汽車なんかも出てくるんで明治から大正時代に残った剣士たち?って設定なのかな
今やってるものは続編なんでそれぞれのキャラクターの歴史や背景などは全く分からないけど、知らなくてもまぁまぁ消化は出来る
何故ヒロインが口に竹筒を咥えてるのかとか、猪の仮面はなんなんだ?って疑問はあるけど、まぁ桃太郎と思えば不思議はない
今後の展開として、原作は読んでないから分からんが敵が三下の鬼なんでそのキャラを次々に登場させればファンが飽きるまで続くだろーね
でも三下の上にはどうやらボスキャラがいて、最終的にはベテラン剣士たちとそいつと命を賭けて闘って最期にトドメを刺すのは未熟剣士である主人公で、
すっかり剣士として成長した姿で終わるのかな?ってとこまでは予想つく(実際は違うかも知れんけどw)
主人公の少年の妹という設定なのでヒロインにお色気要素はない、けど闘うゆいもあのような空気はあるのかな

肝心のLiSAの歌だけど、
アンソニーがドラムカバーしたとかネットじゃ騒ぎになってるけど、ぶっちゃけ過大評価
それなりに良い歌だとは思うけど、物語のクライマックスにすっかり隠れてるし名曲って使われ方はされてない
これ別に平井堅が歌っても問題なくね?って雰囲気で、あくまで物語にどっぷり浸かった人だけが余韻に浸れる感じなのかな
正直、すぅちゃんの比ではない
ベビメタがこの作品のタイアップをするのは厳しいかな
物語の最期に歌われる刹那的な曲なんで、割とミュージカル要素が強く攻撃的なベビメタ楽曲とコンセプトが合わない