(>>606>>641の続き)

ガタン、すうが急に立ち上がった。「ちょっとトイレ。」

別のフロアのコバPの個室へ向かうすう。コンコン「中元ですが」
「どーぞ」ガチャ、つかつかとコバに詰め寄る。
「お疲れ。どうした?血相変えて。」
「ちょっと!いま、下の会議室で3人で話してるんですけど、
どういうことなんですか?ゆいが辞めるとか!代わりを選ぶとか!」
「それは、まだ決まってないが念のために考えとくオプションだ。」
「いずれゆいを戻すって言ってたのに代わりって一体何なんですか?
ゆいの代わり?ゆいに替わりなんていませんよ!
もしゆいを辞めさせるつもりなら、私も辞めますから。」
「まてまてまて、早まるな。ちゃんと説明するから」
「私達、替わりの効くなんとか48と同じ?ひめたんもそれで、、、」
「すう、落ち着けって。これはゆいとも親とも、主治医とも
何度も話したんだよ、勿論ベビメタ復帰のためにな。」
「でもお医者さんは激しい踊りはダメだっていったんですよね?」
「そうだ。実際にダンスのビデオも見てもらった。
TheOneやFDTDみたいなのや、RORがギリギリってとこか。
軽いステップなら問題ない。だがDEATHやYAVA、KARATE
みたいな腰に激しい動きは不味い。足を高く上げるのもダメだそうだ。
つまりほぼNGだ。広島のときもそうだったが、痺れが出てきて
神経圧迫するのに我慢させると最悪は後遺症が残るんだぞ。
ゆいに無理させて最後は一生車椅子でもいいのか?」
「そ、そんな。じゃあ踊り軽くするとか何か別の方法は考えてあげられないんですか?ゆいの負担が減るなら私の踊りを増やして下さい。」

「お客はすうの歌だけでなく、サイドの二人のダンスも楽しみに
来てる。それにスタイルを大きく変えるのはすぐには難しい。
それはダークサイドやってよく分かってるはずだ。
あれもテストで色々試したが、お客さんが求めるベビメタの
イメージは、やはり元の3人のトライアングル体制なんだよ。」
「それに今、まず第一に考えるのはゆいの健康だ。
暫くはマスコミ対策もあるんで海外のどこかへ療養を兼ねて
留学でもさせる。本人は自分よりも抜けたあとのベビメタのこと
心配してるし、そのあと自分が腰に負担の掛からない
仕事を頑張ってやるしかないって覚悟してるんだぞ。
一番辛いのゆい自身だって分かるだろう?」「、、、はい。」
「巨大キツネ祭りで異変に気付けず、我慢させた結果、ヘルニアを
悪化させたのは俺たち運営側の管理ミスだ。ゆいの性格考えたら
無理してやるにきまってる。立場同じならお前らも同じだろう。
当然だが、ゆいのご両親も健康を第一に、そしてゆいの意志を優先で
といってる。」「はい私達もゆいの健康が一番です。」

「残ったお前らがやらなきゃいけないのは、ゆいの意志を継いで、
しっかりBabymetalという活動を続けてツアーを成功させて、
そして、いつかゆいがまたベビメタに何らか関わることができるようにチームを維持していくことだ」
「もあも凄く不安定になってるが、もあはお前の言うことを信じてどこまでも付いて行くだろう、お前がしっかりして、きちんと道筋を示してやらないといけない。
もあだってダンスでケガのリスクは常にあるし、
お前の声や喉だってリスクは同じだ。安全な保証はない」「はい。」
「これは、ゆいを忘れるための策ではない、ゆいが帰って来られる
場所を守るためのプランだ、
そのためにも、代わりの人選は非常に重要だ。わかるな?」
「は、はい」「じゃあ、二人のとこに戻って話を詰めてくれ、
今みたいに取り乱したりすんなよ。もっとしっかりしろ。
ゆいやもあを迷わせるな。」
「わ、わかりました。スミマセンでした。じゃあ戻ります。」バタン。

(妄想劇場でした。ちな、メンタル疾患の1つに妄想癖って書いてあったw)