>>629
僕らは学校では小師匠と大弟子、最近では小神様と大神様なんて呼ばれていました。

今までは物理的に藤岡さんが僕を見上げる形でしたが、これからは誰よりも上から

見守ってくれますね。藤岡さんのお母さんも仰っていましたよ。



小母「幹大くんはねー、私に似て体はあーんなに小っちゃいのに、ステージに上がると

誰よりも大っきく見えるのよー。でね!誰よりもニコニコ笑顔で本ッ当に輝いてるの!」

大「それは一緒にステージに立った僕達も感じていましたよ。」

小母「そうでしょークシシシシッ」



自分がどんな演奏やパフォーマンスをすれば藤岡さんと対等に戦えるか、

何を弾けば藤岡さんがこっちを向いて笑ってくれるかばかりステージ上で考えていました。

藤岡さんは共に戦った戦友であり、音をぶつけ合ったライバルでもある反面、

普段は御家族や2人の娘さんへ深い、深過ぎる愛情を持つパパの顔を見せてくれたり、

冗談を言っては「クシシシシッ」と子供のように笑う、そんな温かくお茶目な

姿をいつも近くで見れた僕は本当に本当に幸せ者です。

藤岡さんほど娘さん達と御自身の顔の違いを相手によく分からなくさせるほど

写真を見せる人はいないし、藤岡さんのような世界で一番信頼出来る相棒や

ギタリストは今後僕の人生でもう現れないでしょう。







去年の12月26日、最後のライブのステージで僕の曲に力の限りを尽くして頂きました。

これまであなたに何度助けて頂いたことか。何度笑顔にして頂いたことか。

通夜と告別式で、メンバーであるBOHさん、遊野氏、英樹ちゃん達と

どうすれば藤岡さんに喜んでもらえるか、今後の御家族のこと(金銭面や経済面でも)で

藤岡さんが不安を感じたり絶対に心配することのないよう、僕らに何が出来るかを話し合いました。