「おぶせっしょん」

ゆいちゃんが あたまのなかに いるとき
ほかの どんなものも
ゆいちゃんに ならんで
そこに いることは できない

ああ このあたまの なかでは
こんなに だいじに
まもられているのだ
ゆいちゃんが どんなところに
いるときも

その「いること」こそが
なににも まして
うれしいこと そして くるしいこと