を見送ったわけを論理的に話す

昨シーズン、球団ワーストの96敗を喫し、断トツの最下位となったヤクルト。
巻き返しを図るべく、春季キャンプでは連日、猛練習が繰り広げられている。
4年ぶりにヤクルトの監督へ復帰した小川淳司氏にここまでの成果と、今シーズンの戦いについて語ってもらった。

―― 内野手についてはどうですか。

「村田修一が巨人を戦力外になって、獲得するかどうかという話はありました。
彼がチームに入れば間違いなく戦力になるのですが、そうすると若い選手――廣岡大志、西浦直亨、藤井亮太、奥村展征たちに出場機会を与えることが難しくなってしまう。
彼らに力をつけさせる環境をつくることが、僕の仕事だと思っています。
さらにドラフト1位ルーキーも村上宗隆も捕手からコンバートしてサード1本でやらせるわけです。
村田がいれば使いたくなってしまうので、チームの将来を見据えると(獲得を見送る方が)いいのかなと……」

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2018/02/23/___split_21/