何とか形勢を立て直そうとしーちゃんのために買ってきたプレゼントを取り出す
「わー!なんですか!開けてもいいですか!」笑顔が弾ける
丁寧に包装を解いて中身を確認するとしーちゃんは黙り込んでしまった
「・・・・」沈黙に冷や汗が滲む
「うれしいです」
目に涙を溜めながらしーちゃんが笑った
気が付いたらしーちゃんを抱きしめていた

「期待はずれのプレゼントにがっかりしたのかと思ったよ」
さっきのお返しとばかりに少し意地悪く言った
「違いますぅ」拗ねた顔で僕を睨み付けた

互いの額を付け合せる
自然と素直な言葉が湧いてくる
今なら言える

「宅配でーす!」玄関先から声が響く
頬を昂揚させたしーちゃんから離れ乱れた髪とシャツを整えながら受け取りに降りる
「お荷物大きいのでお気をつけください」受け取り印を押す
生もの?大阪からだ・・嫌な予感がした
ダンボールのガムテープを剥がす

次の瞬間、中から吉田爽葉香g

すやすや寝ていた