血液検査で中性脂肪値が500だったら

中性脂肪が多いか少ないかを調べる方法として、採血した血液内にどれだけ脂肪が含まれているか数値として知ることができます。
健康診断を受ける際にはその日起きてから血液検査を受けるまでの間食事をとらないように言われることがあります。
この空腹のときに中性脂肪値を調べることが望ましいのです。基準とされているのが血液1dlあたり、30〜150mgと言われていました。
しかし最近では日本人間ドック学会が男性の中性脂肪の基準値を198までと発表しました。
これは、実際に人間ドックを受けた150万人のデータから、喫煙をしていない健康な1万人のデータを分析したものです。これまでの基準より約50mg多くても健康を維持していることから、基準を見直したそうです。
ただし基本的に基準は実施施設ごとに違っているのが現状ですので、結果が基準よりオーバーした場合も実際は200mg程度なら許容範囲と呼べるのでしょう。

500mg以上言う結果が出てしまった場合は、まず、血液検査を受ける前に最後に食べたものや最後に食べた時間が重要となってくるでしょう。
血中の中性脂肪は食後4〜6時間がピークになり、ピーク時には500mg以上になるのは珍しくありません。前日の夜の食事がてんぷらなどの揚げ物などの脂っこいものだったり、アルコールを大量に摂取したり、夜中遅い時間に夜食を食べていたりすると結果が高くなります。
そうでない場合で500mg以上と言う結果であれば、動脈硬化や心筋梗塞の原因にもなり兼ねないので、注意が必要です。