どうやら俺のほかに今日はもう一台納車されるようでお店の人も忙しそうだった。
ワイ様、お待たせしましたどうぞこちらへ…
案内され、テーブルに着く。綺麗なエクストレイルがチラチラ見えている。飲み物を頂き、一息ついた。
今後の予定に耽っていると、どうやらもう一台の方の人も来たようだ。
奥の方からシーマVip恐らく1000万以上するだろう車。お待ちしておりました○○様、すぐ――(よく聞き取れなかった)
俺は独りテーブルでコーヒーをゆっくり飲んでいた。飲みきる前に、ここを離れたくなった。
俺の担当の人もその人に取られ、適当な事務の人に簡単に車の説明を受け、ここを後にした。