【峠/オートモード】
(A)パドル操作次第で速く走れるが、爆音と引き換え。不平等条約下での取引になる。
上手くGをいなしてくれる為、長時間運転しても疲れ知らず。
得体の知れない栄養ドリンクを節約できる。
(B)特段の操作無しに速く走れる。後ろ足の重苦しいコーナリングは相変わらず。
因みに、空いた片手でガリガリ君を嗜むのがツウのお洒落だ。
但し、容赦なくGが脳髄を揺さぶる為、ビニール袋の携帯を忠告しておく。
これが真の嘔吐モードだ。

【満員乗車/オートモード】
(A)単独乗車時の浮遊感は消え、知りたくもない路面状況の機微を足元から生中継。
同乗者の顔色を窺う運転になるのは、不可避の運命か。
いつの間に後席で宴が催されるのは、その広さ故の災いか。
我が脳天からそそり立つ火柱を括目せよ。
(B)牛の背を跨ぐような単独乗車から一転。上質な高級ソファの乗り心地に酔いしれる。
暗に後部座席での飲食を禁ずる狭さが、また痛快。
意外にも短距離の送迎には向いている。