SUBARU(スバル)は9日、神戸製鋼所が強度などの性能データを改竄していたアルミ製品を、自動車や航空機に使っていたと発表した。安全性への影響は確認中といい「製品を使っているお客さまの安全を最優先に対応していく」と説明している。

神戸製鋼は、顧客との間で約束した性能を満たさないアルミ製品や銅製品について、検査証明書のデータを書き換え、性能を満たすかのように装っていた。供給先は自動車業界など約200社に及ぶ。
走行性能に関わる重要部品などで強度不足が確認されれば、大規模なリコール(回収・無償修理)に発展する可能性がある。

神戸製鋼は問題のアルミ製品の納入先を明らかにしていないが、トヨタ自動車は8日、使用していた、とみられることを公表。
また三菱航空機が開発中の国産ジェット旅客機「MRJ」のほか、JR東海、西日本両社の東海道、山陽新幹線の一部車両の台車部分にも使われていた。

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