「なんだよ、可愛い子連れてるじゃねーか。しかも3人とか、マサツグには似合わねーんだよ! おら、3人とも俺に寄越せ。文句ねーだろうな? ねえ、君たちもこんな奴より俺のほうが良いだろう?」 

そう言って猫撫で声で少女たちに手を伸ばしたのである。 

こうやってかつて学校でも彼氏がいるいないに関わらず、そのルックスで可愛い女性たちを食い散らかして来たのだ。 

俺はすぐにそれを止めようとする。 

・・・だが、そんな必要は全くなかった。 

「ご、ご主人様ぁ・・・気持ち悪い人が近寄ってきます・・・」 

「え?」 
ミヤモトが何を言われたのかわからず、笑顔の表情のままで固まる。それはかなり間抜けな光景だった。 

「マサツグ様、何なんですか? このゴミは? ゴミが私たちに話しかけてくるなんて、今日はおかしな日ですねえ」 

「なあっ!?」 
エリンの辛辣な言葉に、ミヤモトが口をパクパクとした。 

シーも口を開いた。 
「蛆虫みたいだからーあんまり私たちの視界に入らないようにして欲しいのー。視界に入るだけで不快なのー。マサツグさんさえ見えていればそれでシーは十分なのー」