きのこたけのこ戦争IF さわってみた

きのこの山支持者とたけのこの里狂信者の血を血で洗う覇権争い…
ではなく、普通に架空の大陸をモチーフとしたわりと硬派な戦略シミュレーションっぽい
きのこ山、たけのこ山のほかにもアルフォートやハッピーターン、UHA味覚糖、ヤオキン
ネスレ、カルビーその他多くの製菓メーカーの名前をもじった勢力が登場するが
あくまで名前をもじってるだけで、元の製菓とキャラクターに関連性はあまり感じられない
ドラゴンボールみたいなものである。ジレンに電子レンジ要素ないやろ?

しかし一方で、ハッピーターンをモデルにしていると思われるハッピーハッピー教団が、
「とても中毒性のある粉」を使って信者を増やしているといったように、そこはかとなく
素材の持ち味も活かされている

ご推薦のあったターナ属するハッピーターン教でゲームスタート

高等教育を受けた善良な教祖ターナ(早苗さん)が、学のない庶民に知恵の恩恵を授け、
さらにより多くの人々に知恵を浸透させるため、あえて自身を現人神と称し人望を集めている
勢力の中にはターナに心酔した者、ターナのカリスマを利用して甘い汁を吸おうとする者の
二種類が存在し、内部分裂の不安を抱える一方、多くのカルトがそうであるように結束は固い

ターナに心酔するサイドのおばあちゃんと、ターナを利用するサイドのおじいちゃんが非常に
優秀で、瞬く間に周囲の中立勢力や海賊、怪しい革命集団などを一息に飲み込むと
10ターン目で宿敵(伝統宗教勢力)のカルビーを撃破し早くも大陸最大の勢力にのし上がる

が、ここでイベントが発生し、ターナは組織の腐敗を払しょくし、民衆の自立を啓蒙するため
人間宣言を行う。これに慌てた一部勢力(利権派)がターナを悪魔憑きとよんで離反する
かくしてターナは再び弱小勢力へと舞い戻った…のだが

イージーで始めているせいか、領土をがっつり利権派に持っていかれたのに対し
人材はほぼほぼターナサイドに残留。しかもターナの行動に正義を感じたのか、
今まで登場していなかった新たな戦力(マッスル僧侶等)を雇用できるようになり、

「あれ?むしろ前より強くなったんじゃね?」という錯覚に陥っているところである

自身を現人神と呼んでいる点、てんぱると「あーうー」と発言する点など
ご紹介にあったとおり、ターナは早苗さんをモデルにしたキャラだと思われる。きれいなさなえ

ただ一方でビジュアルは似ても似つかず、性格もなんというか、
早苗さんより天然ボケ味が足りてないというか、常識に囚われているというか、地味である

このほか「ヤクモユカ」という地名が登場するのだが、その領地の名産品が
なぜか艦これの金剛をモチーフにしたっぽいキャラだったりと、

確かに東方そのほかの元ネタがあるにはあるのだろうが、正直非常に分かりづらいというか
ぶっちゃけ頑張って探してもそれほどアハ的な喜びはなさそうな、そんな絶妙な遠さである

ぼくが元ネタが一瞬でわかったのは松岡修造と働いたら負けの人だけである

ゆえに最初から完全オリジナル作品と割り切ってプレイした方がいいと思う