仏教は死を乗り越え輪廻を止める為の教えのはずですが、
地球の永い永い生命の営みの流れの中で生まれ出て経験することを止めることには、
意義を見出しにくいのです。
この世に生まれ体験しこの世の答えを掴むことこそが意義深いことではないでしょうか。
仏陀の人生では苦しみ故に愛を知り、その人生の答えを与えられると認めますが、
正道ではない。
正道とは苦しみ抜くことではない。愛する苦を経て人を、そして人々を愛し抜き、
そうして、愛に長じ愛を知り切ることだと見得ます。
その為に仏陀の因果の教え故に苦しんだ人生の答えを手掛かりに、
愛を知り切る方法を見出す宗教をこそ必要とするのではないでしょうか?
生存し転生輪廻を繰り返しその生命を生きてこそ輪廻は超えられるのではないでしょうか。
生存する生命をこそ繰り返し、続けるべきはずです。