「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」

−安政6年10月25日 吉田松陰在江戸にて処刑 30歳−

 肉体はこの世から消え去ってもその志さえ受け継ぐ者があれば、
必ずその志という種子は実を結んでゆく。

 わずか30歳という短い生涯だったが、その激烈なまでの生き様と誠実な人格は
高杉晋作・久坂玄瑞・吉田稔麿・品川弥二郎・伊藤俊輔(博文)などの
松下村塾の弟子たちはもとより、全国の志士たちにも多大な影響を与え、
尊皇・倒幕の原動力となった。