>>776
初めに「いい嫁」というのは、この世に存在しません
なるほど、確かに世間的に「いい嫁」という言葉は、存在します
しかし、どんなによくできた嫁でも、理解のある舅姑でも、他人である限り折り合えない点は、どこかしらあります
そして、そこは互いに目をつぶったり、寛容になるしかないのです
実際は、「いい嫁」という言葉は、「他人にしては、よくやってくれる人だ」位の意味にとった方がいいでしょう
ですから、気楽に考えましょう
今は封建時代ではないですから

まず、ご主人(やお子さん)とあなたのご家族を一単位と考え、そこでできるだけ物事の判断、処理を完結するようにしましょう
(親と同居していて、共同の取り組むべき課題は別として)
ご主人と常によく話し合って、問題を相談したり解決したりする習慣をつけておくことですね
次に、あなたの一家がそうなら、義家族(舅姑夫妻や義理の兄弟家族)も、それぞれが別の一単位として、(同居していても別居していても)精神的に独立しています
そのテリトリーへ、押し入らないことです
普段はそれぞれの生活を尊重して特に干渉せず、かまったりしないで、
相手がしてくれる程度に合わせて、自分も同じ程度の範囲に交際を納めましょう
相手から何か贈り物やお土産を頂いたり、よそからの頂き物をおすそわけされたら、自分も同じような機会に贈り物をしたり、お土産やおすそわけをお渡ししましょう
年長者には敬意を持って、何か知識を教えて下さったら、はいはいと聞いて、感謝する (それを実行するかしないかは、物事によるが、話は、きちんと丁寧に聞く)
相手から日常の豆知識や社会慣習について疑問があり聞かれたら、知っていることは誠実にお答えする
これらは、同居別居共通のことですね

それから、同居している場合は複雑ですね
相手をよく観察する必要があります
年長者は年がいってもまだまだ自分は若い、と思いがちです
電車で席を譲られても、気分を害するお年寄りもいる位ですから、気概のある人は自立心が強い
何でも自分で行うようにこちらは見守り、手助けを頼まれた時だけ、手伝いましょう
(お年寄りでなくても) もし頼まれなくても、本当に見ていて危なっかしい時は近寄り、どうですか、手伝いましょうかと声をかけて、了承を得てから手伝いましょう
又、多忙な時、例えば親戚など大勢の来客の接待等では、手伝いますね、とぱっと動いて食器運びや洗い物等、他の女性方に混じって互いに人手の足りない作業を受け持つつもりで、臨機応変にしましょう
このように、本当に必要なことを見極め、タイミングよく行うと、相手に喜ばれます
不要な事を無理して出過ぎてやると、自分も無駄に疲れるばかりか、
相手にもそんなことをしてもらわなくてもよいのに、とか
こっちにもあなたが知らない都合が色々あるのよね、とかいらいらさせたり、困らせることになり、両者にとってよくありません
ですから、相手の慣習や性格、体力面、その場の状況等を見て、きちんと要不要を判断して下さい
もちろん、初めはすぐにうまくできなくてもいいですから、上記のようなことをいつも心がけていると、適時に的確に動けるようになってきます