超越期になると、ただ存在する感覚がわかる。
自我が消滅し存在そのものになると、
ただ存在するだけになるのだ。
これが覚者がよくいう、ただ在る、という感覚なのだ。
それが今ここに在る、と言われる本来の感覚なのだ。
それを理解できないまだ自我のある人々が勝手に解釈し、
マインドフルネスで今この物理的な瞬間に気づくことが、今に在ることだとしてしまった。
かれらは何もわかっていない。
何もしらない。
ただ在る、と言われるもの、
ただ存在するという感覚は、自我が消えた意識そのもののことなのだ。
自我がある以上、ただ在るを知ることはけしてできない。
このただ在る感覚こそ涅槃といわれるものだ。
涅槃の境地のような感覚がする。
存在そのものなのだ。
それ以外なにも存在しないのだ。
わたしのみが存在する。
もっといえば、存在のみが存在するのだ。
神のみが存在するのだ。