【愛知杯】アーモンド引退後も「牝馬帝国」健在
国枝厩舎に“有望タレント”が集まる理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b3c723fc88c1dcb7e6634865b0fa0677f8271fe
女が強くなったのか、それとも男が弱くなったのか。昨年はJRAの牡牝&古馬混合平地芝GT10戦で牝馬が9度V。牝馬を制する者がJRAを制するかの状況が長らく続く。だからであろう。国枝厩舎の番頭格・鈴木勝美助手から新年早々、こんな軽口が飛び出すのだ。
「“お前のところ(の走る馬)は本当に牝馬ばっかりだな。オスカープロかよ”って知り合いが言うんだよ。だから俺も、オスカーじゃなくて、ウチはタレントが退社しないスターダスト。もめごとなしだって言い返してやったよ(笑い)」
 昨年ジャパンCを最後に看板娘アーモンドアイが引退。並の“プロダクション”なら経営にアップアップだろう。だが、そこはタレント揃いの大手の強み。カレンブーケドールなど現有戦力にとどまらず、阪神JF(2着)ではサトノレイナスがさっそく新人賞にノミネート。年が明ければ愛知杯にはマジックキャッスル、レッドアステルの人気馬2頭をエントリー。最強牝馬の引退後も3冠牝馬アパパネから始まった「牝馬帝国」は健在である。