「鑑みる」という言葉を使う時、耳にする「現状を鑑みる」や「失敗を鑑みて」という使い方。「現在の状況を参考にして考える」や「失敗例を参考に考える」という意味で使われているのでしょうが、実は誤用であり、正しくは「現状に鑑みる」です。

「現状のことを考える」のであれば、「を」で間違いないのですが、「現状に照らし合わせ、現状以外のことを考える」ため、正しくは「に」になるのです。