恋「かのんさん、領収書は貰いましたか?」
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かのん「恋ちゃん、この前お願いされて生徒会用に買った筆記用具のお金、私が立て替えたんだよね」
かのん「貰って良い?」
恋「はい。いくらでしたか?」
かのん「990円」
恋「かのんさん、領収書は貰いましたか?」
かのん「え?」
恋「レシートでも良いですよ」
かのん「捨てちゃった」アハハ
恋「はい!?」 四季はかのんに理事長の講座ハッキングさせられると思ってた 何度も言おうとしたよ?…でも…みんな練習に夢中で、ラブライブ!に夢中で…
だから新素材が届いたらすぐ言おうと思ってた、相談に乗ってもらおうと思ってた
でも…こんなことになった…
聞いて欲しかったよ、ちぃちゃんには、一番に相談したかった!
だって!ちぃちゃんは初めてできた友達だよ!ずっと側に居た友達だよ!
そんなの…そんなの当たり前だよ!! かのんちゃん何でSSだとこんなキャラにされちゃうの… 発送前ならまだキャンセルできるって思ったけど
もう発送されちゃったんだよな… 他のグループと違ってLiellaは金銭トラブルのケツ持ってくれる人いないから緊迫感がちがう かのんは切羽詰まったらとりあえずすみれの神社の賽銭箱荒らしそう
千砂都「良かったね、かのんちゃん!」
かのん「……」
可可「かのん、どうかしたのデスか?」
かのん「……四季ちゃん」
四季「はい」
かのん「Liella!のためにありがとう!」
かのん「繊維を作れちゃうなんてすごいよ!」キラキラ
四季「///」テレッ
かのん(私の発注したやつと、四季ちゃんの開発したやつで新素材を2セットも使えるなんて嬉しいな!)
かのん「可可ちゃん、昨日見せてもらった新繊維素材の衣装案って他にもパターンあったりする?」
可可「もう1パターンも考えマシタ」
可可「本当はそっちも作りたいのデスが高価な素材なので一番良いと思う案を選んで見せたのデス」
かのん「そっか、ふふふ。もうじゃあ1パターンのデザインも捨てないで残しておいてね!」
かのん(新素材の衣装が2種類もなんて、みんなどれだけ喜ぶだろう!)ワクワク
可可「?」ポカン
恋「あのー、さっきから皆さんが話している新素材の繊維とは何でしょうか?」
恋「話を腰を折るようで申し訳ないのですが、どうも聞いた感じ、わたくしだけが知らないみたいなので」
きな子「きな子はついさっき、メイちゃんが四季ちゃんに相談してるときに聞いたっすよ」
恋「あ、わたくしが理事長室に向かおうとして屋上に居なかった時ですね」
恋「なるほど、皆さんもその時に知ったのですね」
可可「あ、かのんと千砂都には昨日話しマシタよ」
千砂都「うん。その時は結局諦めたんだけど」
すみれ「私は昨日の昼くらいにかのんに聞いたわよ」
夏美「私は昨日の夕方にかのん先輩に聞きましたの」
メイ「私はさっき、かのん先輩に」
すみれ「って、かのんがあの後みんなに喋ったのね。相変わらずおしゃべりなんだから」
すみれ「70万の注文をキャンセルする話なんて後輩に喋っても仕方ないでしょうに」
夏美「ん? どういうことですの?」
夏美「昨日、私と会った段階ではかのん先輩、注文して入金まで済ませてましたの」
すみれ「はぁ!?入金しないで放置することでキャンセルにするんじゃなかったの!?」
夏美「でも大丈夫ですの!夏美の説得でかのん先輩は諦めてくれましたの!」
夏美「きっと、お母さんと業者に言ってキャンセルしてるはずですの」
メイ「え、キャンセルも何も、私と話した時はかのん先輩これから発注するって言ってたぞ」
夏美「ナッツゥー!?昨日キャンセルしなかったんですの!?」
メイ「でも大丈夫だ。結局やめて、恋先輩に謝るって言ってたし」
恋「わたくしに謝る?何故ですか?」 この後に及んでも自分がヤバい状況に流れて行ってることに気付いてなさそう 千砂都「そもそもかのんちゃんが発注しようとしてたってことが初耳なんだけど」
可可「あの時はレンレンに相談しようとしマシタが、結局高額だからやめようってなったデス」
恋「それが70万という事ですか。確かにその額なら生徒会長の署名捺印と理事長の承認が必要ですが」
メイ「でも、かのん先輩は恋先輩に謝ったんだよな?」
恋「いえ、その件は初耳ですね」
~♪
きな子「あ、電話が……ちょっと失礼するっす」
きな子「はいもしもし、お母さん?」
きな子「えっそんな大金が!? いやいや、きな子に聞かれてもわからないっすよー!」
四季「きな子ちゃん大丈夫?」
すみれ「かのん、何がどうなってるのよ?」
夏美「結局注文は生きてますの?キャンセルしたんですの?」
千砂都「かのんちゃん、説明してくれるかな?」
かのん(なんかすごいことになっちゃったなー) これにはウィーンちゃんもドン引き
低い位置からシブヤカノン… 恋「かのんさん!」
かのん「えっと、あはは。みんなにはサプライズしたかったんだけどね」
かのん「実は……」
きな子「なんじゃそりゃーー!!!」 恋「が、学校のお金を勝手に……!」フラッ
可可「レンレン!しっかりしてクダサイ!」ガシッ
すみれ「昨日の私との会話は何だったのよったら何だったのよ!?」
四季「最初から私に言ってくれれば」
夏美「もう発送されたらキャンセルも出来ないんですのよ!?」
メイ「突っ走るのはかのん先輩の良いところでもあるけどさ……ちょっとどうかと思うぞ」
きな子「どうしてくれるんすか!?なんできな子の家が共犯みたいになってるんすか!?」
かのん「ひぃい!!」
かのん「わ、私はみんなの笑顔が見たくてっ!」
かのん「ちぃちゃん助けてー!」ウワーン
千砂都「……」ハァ かのん「ちぃちゃん?」
千砂都「」プイッ
かのん(何も言わない、目も合わせてくれない……)
かのん(これ、ちぃちゃんマジでキレてるやつだ……)
かのん(もしかして私、大変なことをしちゃったの?)
プイッじゃねえだろ部長
やっぱりちぃちゃん部長は無能です きな子「お母さんから、予約も宿泊もしてない個人名でペンションの口座に70万以上の振込があって……」
きな子「その名前が結女の理事長と同じだから何か知らないかって連絡が来たんすよ!」
きな子「これ、そのまま同じ金額振り込んで返しちゃって問題ないんすよね?責任は無いっすよね?」
すみれ「ま、待ちなさい。ちゃんと法律とか調べてからにした方が良いわ!下手に動くと実家が巻き込まれるわよ!」
きな子「もう巻き込まれてるっすよ!」
かのん(ん……個人名で振り込み?)
かのん(ってことは、あの付箋に書いてあった銀行口座は学校の口座じゃなくて理事長の個人口座だったんだ!)
かのん(ラッキー!)
かのん「恋ちゃん、良かった!学校のお金は使われてないよ!」 >>434
お前この反省の欠片も無いバカを庇えるか? >>438
そのバカを副会長にしたのが部長なんだよなぁ… 恋「良くありませんっ!」ガバッ
可可「レンレン!気が付きマシタか!」ユサユサ
恋「かのんさん……一緒に理事長のところに謝罪に行きますよ」
恋「そして生徒会として責任とを取って一緒に辞任しましょう」
かのん「辞任すること無いよ! 学校のお金は使ってないだもん!」
かのん「きな子ちゃんの家から理事長に返金してもらって、私がお母さんに謝れば済む話だから!」
恋「いえ、例え学校のお金が使われていなくても、副会長であるかのんさんにそんなことをさせてしまったわたくしが悪いのです」
恋「かのんさんが皆の為に頑張ってくれたのはわかっています。もっとわたくしがサポートするべきでした」
かのん「恋ちゃん……」ジーン かのん「わ、私が悪いって言うの…?私は…私は悪くないよ!だって可可ちゃんが言ったんだよ…そうだよ、可可ちゃんがこの素材が欲しいって!こんなことになるなんて知らなかったんだよ!誰も教えてくれなかったじゃんっ!私は悪くないっ!私は悪くないっ!」
すみれ「…可可?」
可可「…練習に戻りマス。ここにいると、馬鹿な発言に苛々させられマス」
かのん「なんで!私はLiella!のためにやったんだよ!」
恋「変わってしまったのですね…副会長になってからのから貴女は、まるで別人です…」
かのん「み、みんなだって何もできなかったじゃん!私ばっかり責めないでよ!」
メイ「かのん先輩の言うとおり、私達は無力だ、だけど…」
四季「メイ。こんな最低な人、ほっといた方がいい」
かのん「わ、悪いのはキャンセルさせてくれない業者だよ!私は悪くない!ちぃちゃん、そうだよね!?」
千砂都「かのんちゃん…あんまり幻滅させないでくれないかな…」
きな子「少しは反省しているって思っていたのに…きな子が馬鹿だったっす」
かのん「…ど、どうして!どうしてみんな私を責めるの!?」
夏美「かのん先輩…元気出してですの」
かのん「だ、黙って!夏美ちゃんに何がわかるの!」
夏美「私も…私もお金のことでみんなに迷惑をかけたから…だからかのん先輩の気持ち、わかるですの…」
かのん「夏美ちゃんなんかと一緒にしないでよ!夏美ちゃんなんかと…うぅ…」 四季「でも、かのん先輩はともかく恋先輩が辞めたら生徒会が機能しないのでは」
メイ「そもそも後任が居ないだろ」
恋「いえ、後任に関する規定はあります」
恋「来年度の選挙までは、その規定によって決まった生徒に臨時生徒会長をやっていただきます」
すみれ「ナナミかきな子に引き継ぐの?」
恋「いえ、お二人は選挙に出ていませんので権利はありません」
恋「直近の生徒会長選挙で、当選者の次に票を得ていた生徒が臨時生徒会長になります」
メイ「でも今年度は恋先輩しか立候補しなかったから」
恋「はい、なので適用対象が昨年度の生徒会長選挙にさかのぼります」
すみれ「え、ちょっと待ってそれだと」
恋「というわけですみれさんが臨時生徒会長になりますね」
すみれ「ギャラクシー!?」 可可「すみれ、おめでとうデス」パチパチ
すみれ「なんでったらなんで!?」
すみれ「このタイミングで生徒会長になんてなりたくないわよ! 敗戦処理内閣じゃないの!」
恋「すみれさんなら出来ますよ」
かのん「すみれちゃん、生徒会長になったら私を副会長にしてよ!」
すみれ「嫌ったら嫌!」
きな子「あ、もしもし理事長っすか。桜小路です。出張中すいません、はい、あのですね」 すまん、普通にコピペ改変したのを書き込んだだけで乗っ取りとかの意図はなかったんだわ… >>462
テイルズだっけ?確かにこのSSにはそればっちり合っちまうよな >>462
勘違い防止で念のため言っただけなのでお気になさらず! きな子「はい、失礼します」
きな子「理事長、出張を中止して今すぐ戻ってくるそうっす」
きな子「聞いたこともないくらい声が静まり返ってたっす」
メイ「そりゃそうだよな……」
かのん「きな子ちゃん独断で電話しちゃったの? ちゃんと恋ちゃんの指示を聞かないとダメだよ?」
きな子「どの口が言ってるんすか?」 他人の金を勝手に無関係の人間に送金することが大変なことという自覚が無いやべー女 すみれ「とにかく! かのんはともかく恋は辞めないで!」
可可「そうデスね。ククもすみれが生徒会長は頼りないデスし」
すみれ「ちょっと!」
可可「レンレンがいてくれればこの困難も乗り越えられマス!」
四季「同意」
メイ「やっぱり生徒会長は恋先輩以外には考えられないな」
恋「皆さん……」ウルッ
恋「わたくしがなんとか真摯に謝罪と説明をして、理事長に刑事事件にはしないようお願いします」
夏美「だからといって、70万円は返ってきませんの!そっちも大問題ですの!」 未成年に前科をつけないでくれようとしてくれるガチの善人 千砂都「お金の方は大丈夫だよ」
かのん「ちぃちゃん!?」
千砂都「私、明日から休学するね」
可可「ほぇ!?」
かのん「なんで?!」
千砂都「フルタイムでたこ焼き屋で働くから。早く70万稼がないとね」
千砂都「かのんちゃんのお母さんとも親しいし、私が頼めば少しは待ってもらえると思うから」
千砂都「あ、スクールアイドルは続けるから心配しないで」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています