綴理「今度からこずじゃなくてさやに起こしてもらうことにしたんだ」

梢「そう...さやかさんに」

綴理「こずもそっちの方がいいよね?毎回ボクを起こす時少し迷惑そうな顔してたもんね」

梢「別に、迷惑していた訳ではないのだけれど」

綴理「ふふ、こずは相変わらず優しいね。ねぇ、今カギ持ってる?」

梢「.....。いいえ、私の部屋に置きっぱなし」

綴理「そうか。じゃあ今度会う時までに用意してね」

さやか「夕霧先輩ーお弁当持って来ましたー!」

綴理「あ、さやが呼んでる。行かなくちゃ。ばいばいこずー」

梢「ごきげんよう」

梢「...。」ゴソゴソ

チャリッ

梢(あの子に嘘ついちゃった...本当はずっと手放さずに持っているのに、イジワルしてごめんなさい)

梢(だって合鍵を返すの...イヤなんだもの)