すみれ「上手く行ってる時はいいけど、危なっかしいったらないわね」フゥ

かのん「でも、すみれちゃんのとこに来たのは、情けない話でも聞いてもらえるってだけじゃないよ」

すみれ「それがさっきの『何かやろうよ』ってこと?」


かのん「私ね、向こうで外国語だいぶ出来るようになったから…お父さんにも教えてもらって翻訳家を目指そうって思ってたんだ」

夏美「…第二のキャリアとして、それは良い選択だと思いますわ」


かのん「でも、あの番組を見ちゃった」

すみれ「……」

かのん「事務所辞めたのに…昔の後輩とヘンな番組やってるのに…」

かのん「それでも楽しそうなすみれちゃんを見てたら…」

かのん「まだ夢は終わってない。すみれちゃんがいてくれたら、まだどんな事だって思い切って飛び込んでいけるって思ったんだ」