千砂都「丸選手はかっこいい」
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千砂都が野球選手 丸佳浩選手のファンという設定のSSです。また他にも野球要素がかなり含まれるので注意してください。そして、あくまでこれはSSです。
千砂都「おはよう♪かのんちゃん♪」
かのん「あ、おはようちぃちゃん。今日はご機嫌だね」
千砂都「そりゃそうだよ。昨日丸選手が大活躍だったからね♪」
かのん「あ、あ〜そうなんだ」
かのん(ちぃちゃん、野球の話になると止まらなくなるんだよね)
千砂都「昨日の巨人とベイスターズの試合でねぇ♪」
千砂都「」ペラペラ ※野球が分からない人は次の※までスキップしてください
ーーーーー
千砂都「…」ゴクリ
7回裏 横浜3ー2巨人 巨人の攻撃中 投手今永 打者丸 二死二塁 カウント2−2
実況「さあこの場面、先発今永が踏ん張るか、それとも丸が打って同点とするか」
千砂都「お願い!丸選手!打って!」
今永「」シュッ
丸「」カーーーーーーーーン
千砂都「おおおおおおお!!!!」 実況「打ったあああああ!!!!!ライトへ大きな当たりーーーー!!!入ったああああああああああ!!!!!」
千砂都「やったあああああ!!!!!!」ピョンピョン
実況「丸!!逆転2ラン!!!!外角のストレートを完璧に捉えました!!!」
千砂都「丸選手すごいよおおおおお!!!ほんとに打ってくれるなんて!!!」
丸「」マルポーズ
千砂都「いぇ〜い」マルポーズ
7回裏 横浜3ー4巨人
〜〜〜〜〜〜 9回表 横浜4ー5巨人 ベイスターズの攻撃中 投手大勢 打者牧 二死一二塁 カウント3ー2
千砂都「嫌だあああ。牧選手怖いよぉぉぉぉ」
実況「佐野のタイムリーで一点を返したベイスターズ。なおもチャンスで迎えるは4番の牧」
実況「牧が4番の意地を見せるか、抑えの大勢が打ち取って試合を終わらせるか」
大勢「」シュッ
牧「」カーーーーン
千砂都「ああああああああ!!!」
実況「センターへ鋭い打球!!!!!」 丸「」タタタタタタタッ シュタッ パン!
千砂都「おおおおおおお!!!!」
実況「センター丸のジャンピングキャッチ!!!!スリーアウト!!!ジャイアンツ勝ちました!!!」
千砂都「ほっ。よかった勝てて。丸選手すごかった!ホームラン打って、ファインプレーして、やっぱりかっこいなぁ」
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※千砂都は自分の推し選手の大活躍で上機嫌になっています。 千砂都「」ペラペラ
かのん「」
千砂都「でね♪それでね♪さらになんと♪」
かのん「う、うん」
千砂都「たこやき屋の店長から、野球チケットをもらったんだ♪」
かのん「おお、よかったね」
千砂都「しかも2枚あるんだ。かのんちゃん、一緒に見ない?」 かのん「ええ、ああ、でも私野球分からないしなぁ」
千砂都「ふーん」
千砂都「かのんちゃん、そう言ってW杯もいいやって言ってたのに結局ハマったよね」
かのん「うっ…」
千砂都「最初のころは「私はスペインのクォーターでぇ」って言ってたのに、日本がスペインに勝ったら手のひら返しして三笘選手のこと褒めまくってたよね」 かのん「そ、そうだったっけ」
千砂都「うん。すごかったよ」
千砂都「だから野球もきっとハマるよ」
千砂都「私が教えてあげる」
かのん「うぅ」
かのん「まあ、1試合だけなら見ようかな」
千砂都「よし!じゃあ決まりだね」
千砂都「試合の日が楽しみだよ〜♪」 ー試合当日ー
千砂都「かのんちゃん、おまたせ〜」
かのん「あ、ちぃちゃ…げっ」
千砂都「見て見て〜♪丸選手のユニフォームだよ♪」
かのん「あはは…すごいね」 かのん「ねえちぃちゃん、どうしてその丸選手がすきなの?やっぱり名前が”丸”だから?」
千砂都「あ〜。興味を持ったのはたしかに”丸”っていう珍しい名字だから。それに丸いものがだいすきだからっていうのもあったしね。」
千砂都「野球も丸選手に興味をもってから見始めるようになったんだ」
千砂都「でも、この人を応援しようって思ったのはあの日かな」
千砂都「あれは、私が初めて野球観戦に行った日のこと」 ー数年前ー
まだ小学生の時、親と一緒に野球観戦にきていたのだが
試合前、私は丸選手サインを貰おうと一人で球場の入り口にいた
千砂都「いない…」
それもそのはずだ、試合前の球場の入り口に選手が現れることなど稀なのだから。
しかし、まだ私はそのことがわかっていなかった。
千砂都「うぅ…」 悲しんでいる時、そこに偶然丸選手が現れた
丸「…」スタスタ
千砂都「あ!」
私の心は一気に高鳴った
ずっとテレビ画面の中にいると思っていた
あの丸選手が私の目の前いるのだから
そして私は勇気をふりしぼって叫んだ。
千砂都「丸選手!サインください!」 丸「!」
丸「…」スタスタ
私はドキドキしていた。私の声に丸選手が反応してこっちに向かってきているのだから
目の前に丸選手がきた
驚いたのが体格だ
日々鍛えているのだろう。普通の人とは比べ物にならないほど大きな体をしていた 丸「ボールとペン貸してくれるかな?」
千砂都「ど、どうぞ」
丸「ありがとう」
すごい、丸選手が目の前にいる
私の心臓はドキドキしていた
丸「…」カキカキ
丸「はい、どうぞ」
千砂都「あ、ありがとうございます!」
千砂都「試合がんばってください。応援しています!」
丸「ありがとう、頑張るよ」
そう言って丸選手は去っていった
千砂都「わあっ///」
私はサインボールを見て思わず声が出てしまった
心の底から嬉しかった
そのボールを一生の宝物にしようと決めた 〜試合中〜
豪快に打ちまくれ 颯爽と駆け回れ 輝け丸佳浩 頂き掴み取れ
かっとばせー 佳浩!
ヨシヒロ! ヨシヒロ! ヨシヒロ! ヨシヒロ! ヨシヒロ! ヨシヒロ!
かっとばせー 佳浩!
球場中に丸選手の応援歌が流れる中、
丸「」カーーーーン
ワァーーーーーー!!!!!!
千砂都「わああああ!!!ホームランだ!!!」
千砂都「すごい、すごいよ」
この日、丸選手はホームランを打つ大活躍でチームを勝利に導いた
私の初めての野球観戦は一生忘れられない思い出になった 千砂都「っていう感じだね」
千砂都「まあ、あの日サインを貰えたのは偶然だったけど、一生忘れられない思い出になった」
かのん「そっか」
かのん「ちぃちゃんがそこまで丸選手を応援する理由がわかったよ」 千砂都「でしょ?」
千砂都「しかも、丸選手はバッティングも守備もすごい」
千砂都「さらに、10年付き合った幼馴染と結婚したんだよ〜ロマンチックだよね〜」
かのん「それ前も聞いたよ」
千砂都「あはは」 千砂都「まあともかく、かのんちゃんも今日が初めての野球観戦だし、きっといい思い出になるよ」
かのん「そうだね、私も楽しみになったきた」
かのん「あ〜なんか緊張するな〜」
千砂都「も〜かのんちゃん。プレーをするのは選手だよ」
かのん「あははっ確かに」クスッ
千砂都「って話している間についたね、球場に」 神宮球場 巨人ーヤクルト 18:00試合開始
かのん「まだ試合の時間より早いのにこんなにたくさんの人がいる」
千砂都「うん、けど練習を見たり、球場内で食べ物を買ったりしてると意外とすぐ時間は過ぎるよ」
2人は球場内で食べ物を買うなど用事を済ましてから席に向かうことにした 千砂都「店長がくれた席バックネット裏なんだよね。いい席くれたな〜」
かのん「バックネット裏?」
千砂都「まあ、見たほうが早いよ。ついてきて」
ちぃちゃんについていきゲートを抜けると、グラウンドが目の前に広がった
かのん「わぁ///すごい///」
私はその迫力に驚かされ、胸が高鳴った
千砂都「かのんちゃんどう?球場の景色は」
かのん「何ていうか、言葉がでないよ」
かのん「迫力があるというかその、うーんうまく言えない」
かのん「けど、とても感動した」
千砂都「そう、よかったよ。気に入ってもらえて♪」 かのん「ねえちぃちゃん野球ってどういうルールなの?」
かのん「あんまり分からなくて」
千砂都「じゃあ教えてあげる。まずはー
ーーーーー
野球は2チーム9人ずつで対戦します
片方のチームが攻撃の時、もう片方のチームは守備をします
守備チームの投手が投げた球を攻撃チームの打者が打ちます
打者が打った球を守備チームは打者がベースにつく前にアウトにしなければなりません
逆に打者は打ったらアウトになる前にベースにつかないといけません
打者がアウトになる前にベースつくとセーフとなり、打者は走者となります
1人の走者が一回もアウトにならず4つのベースを一周できると1点が入ります
1回の攻撃でアウトを3つ取ったら攻守交代します
攻守交代を1セットとしこれを9回繰り返します
9回終了時点で得点が多いほうのチームの勝利となります
ーーーーー
千砂都「とまぁこんな感じかな」
かのん「う〜ん難しいね」
千砂都「まぁ、実際に見たほうが早いからね」 千砂都「あ、もうスタメン発表だ」
※スタメンとはスターティングメンバーの略。試合開始時に出場するメンバーという意味
ー大変長らく、お待たせいたしました。只今より、セントラルリーグ公式戦、
東京ヤクルトスワローズ 対 読売ジャイアンツ
第○○回戦の予定スターティングラインナップ、
ならびに、アンパイアををお知らせいたします
ー先攻のジャイアンツ
1番、セカンド、吉川尚 セカンド、吉川尚 背番号2
2番、ショート、坂本 ショート、坂本 背番号6
3番、センター、丸 センター、丸 背番号8
かのん「あ、丸選手だ」
千砂都「やっぱり3番センターは丸選手だよね」 ※ セカンド、ショート、センター、これは守備位置を意味します
※1番、2番、3番、これは、攻撃の際、打つ順番を意味します
野球の守備位置、名称は以下の通りです
センター
レフト 中堅手 ライト
左翼手 右翼手
ショート セカンド
遊撃手 二塁手
サード ピッチャー ファースト
三塁手 投手 一塁手
キャッチャー
捕手 8番、キャッチャー、小林 キャッチャー、小林 背番号22
女性ファン「きゃーー♡誠司くんがスタメンだーー♡」
かのん「げ?なにあれ?」
千砂都「あはは…ああいう熱狂的なファンもいるんだよ…小林選手には」
かのん「うーん。ああいう人苦手だなぁ」
※巨人の小林 誠司選手は球界屈指のイケメンです。そのため熱狂的な女性ファンもいます ー東京ヤクルトスワローズ、スターティングラインナップの発表です!
1番 センター 塩見 泰隆ぁぁぁぁぁぁ 背番号9!
映像ドドン! 音楽どか〜ん!! 派手な演出ババン!!!
かのん「え?え?なんかこっちのチームだけやけに盛り上がってない?」
千砂都「そりゃ、この神宮球場はヤクルトのホームだもん」
※神宮球場は東京ヤクルトスワローズの本拠地、ホームグラウンドです。
この場合、東京ヤクルトスワローズはホーム、読売ジャイアンツはアウェーとなります
ホームチームは、後攻で試合開始、本拠地のためホームチームのファンが多いなどの利点があります
ホームチームのスタメン発表はどのプロ球団も様々な演出をおこなっています
球場に行った際はそのホームチームのスタメン発表も楽しんでみてください 4番 サード 村上 宗隆ぁぁぁぁぁぁ!! 背番号55!
映像ドドン! 音楽どか〜ん!! 派手な演出ババン!!!
かのん「あ、この人は知ってる」
かのん「すごいホームラン打つ人だよね」
千砂都「うん。ホームランを量産してる、今のプロ野球で最強の打者だよ」
千砂都「私は村上選手のホームランに何度トラウマを植え付けられたことか…」トホホ
※ヤクルト 村上 宗隆選手は三冠王、そして56本のホームランを打つなど
現在のプロ野球で最強のバッターです
自分も村上選手のホームランに何度トラウマを植え付けられたこ
とか...
千砂都「村神様、今日はお手柔らかにお願いします」カミダノミ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています