――昼、江東区有明

璃奈『はい。天王寺です』

恋(入口のインターホンで聞いた声……)

恋「は、葉月です。メールでご連絡をさせて頂いた……」

璃奈『葉月恋さん、鍵は開けたから、どうぞ上がって』

恋「お、お邪魔します」




璃奈「はじめまして、天王寺璃奈です。私の発明品に目を付けてくれて、ありがとう」

恋「葉月恋です。その……ほ、本当に……」

璃奈「うん、タイムマシンを作ったから、その動作テストをしてくれる人を探していた。ネットで出していた募集、信じてくれてありがとう」

恋「い、いえ……本当だったら、良いなと……思っていたので」

璃奈「……とりあえず、こっちとしては使った結果を聞きたいから、今晩使ったら結果を教えて欲しい」

恋「タ、タイムマシンを使った後に、元の時代に戻れるんですか?」

璃奈「とりあえず、戻ってきてくれればいい。その時になったら、分かると思うから」

恋「は、はあ……」

璃奈「これがタイムマシン。枕の形をしているけど、使い方は難しくないし、マニュアルもある」

璃奈「マニュアル通りに使ってくれれば大丈夫だから」


……
…………