璃奈「どうぞ。これが枕型タイムマシン」恋「これが……」
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――夜、葉月家
恋「……」
『――今までお世話になりました。サヤさん、ありがとうございました』
恋「……手紙は、こんな感じでいいかしら。わたくしがこの世界からいなくなった後に、理事長が警察に捜索願いを出したとしても、これがあれば納得してくれるでしょうか?」
恋「あとは、この枕を使って眠るだけ……」
……
………… ――夕方、江東区有明
璃奈「おかえりなさい。どうだった?」
恋「はい、とても助かりました。枕はお返しします」
璃奈「もう分かっていると思うけれど、騙すようなことをしてごめんなさい」
恋「夢の中の天王寺さんにお話をして頂きました。わたくしは……それでも、嬉しかったです」
璃奈「……どうして、タイムマシンが欲しかったのか、聞いても良い?」
璃奈「もしかしたら、AIの私が話を聞いたのかもしれないけれど」
恋「……小さい頃、母を亡くしました。もう、家に残っているのはわたくし一人なんです」
恋「せめて、母が遺してくれたものは守りたくて……だけど、今自分がしていることが本当に正しいことなのか、分からなくなって」
恋「タイムマシンで過去に戻って、またお母様と、お父様と一緒にいられることができたら……そう考えたんです」
璃奈「そうだったんだ」
恋「すみません、昨日今日会ったばかりの天王寺さんにこんな話をしてしまって」
璃奈「ううん、いい。私も、小さい頃から両親が家にいなくて、いまもここで一人で暮らしているから、気持ちはちょっと分かる……かも」
恋「ふふっ、そのお話も、夢の中でして頂きました」
璃奈「AIの私、口が軽すぎる。調整が必要。璃奈ちゃんボード[修正]」 恋「あ、それともう一つ、天王寺さんはスクールアイドルをやっていらっしゃるのですね」
璃奈「うん。今年から始めた……もしかして、あなたも?」
恋「いえ、私はまだ……」
璃奈「まだ……って、スクールアイドル、やってみたいの?」
恋「どうでしょう? まだ心に思っている事に引き摺られているだけなのか、それとも……いえ、まだ分かりません」
璃奈「それじゃあ、私が今度やるライブを見に来て欲しい」
恋「天王寺さんのライブ、ですか?」
璃奈「私はステージの上で、ファンのみんなと繋がることが出来るのが嬉しい。同じ気持ちを共有できるから」
璃奈「だから、葉月さんとも繋がってみたい。スクールアイドルをやっている私の気持ちを知って欲しいって思った」
恋「……分かりました。ぜひ、見に行かせてもらいます」
璃奈「楽しみにしている。璃奈ちゃんボード[やったるでー]」
恋「はい、わたくしも……もう少しだけ、頑張ってみようと思います」
……
………… ――翌日
璃奈「……」
かすみ「お? どしたのりな子? ぼけーっとしちゃって、口からヨダレ垂れてるぞ〜?」
璃奈「……金髪巨乳もいいけど、黒髪ロング大和撫子もやっぱり最高だなって」
かすみ「は?」
おわり 過去改変して没落黒髪ロング大和撫子を洗脳して
天王寺家の下僕メイドに仕立て上げる鬼畜りなりーの作戦って話にしようと思ってたのに
古戦場やりながら書いてたら何書いてるかよく分からんくなった 普通に切なくていい話だった、次回のレンちゃん回楽しみだわ
後書き?何のこったよ 書いてる内容と書いた側の脳内のギャップ差が激しすぎる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています