恋「……ええ、大丈夫です。備品の持ち出し申請書に、椅子の数は間違えずに書いてください。あと、古い物もあるので壊れているものがあったら教えてください」

かのん「新校舎で使ってる綺麗な椅子が使えたら見栄えもいいんだけどね」

恋「すみません、新品の物は予備の数も多くないのと、校舎間での持ち出しが多すぎると戻すときが大変なので……」

千砂都「来年は旧校舎のほうも備品の買い替えするって聞いてるし、今年は我慢するしかないよ」

可可「やはり音楽科の生徒からスクールアイドル部に勧誘出来れば……!!」

かのん「私たちも音楽科や新校舎で使ってる備品使えるとか?」

可可「そうデス! 生徒会長がスクールアイドル部に入部してくれたら良いのデス!」

千砂都「もー、可可ちゃん、葉月さんは生徒会長で忙しいんだよ。音楽科も色々やることあるんだし」

恋「あ、えっと……わたくしは……」

かのん「さすがちーちゃん、音楽科同士良く分かってるねぇ」

恋「……」


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