そんなある日、授業で性的マイノリティについての話があった。

LGBTQ、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング。

他にもIやAなど性には多様性があるとのこと。

わたくしはその話を聞いた時に理解をした。

自分は性的マイノリティ、レズビアンであると。

同級の友人に対する「好き」とサヤさんに対する「好き」は明らかに異なるものであったから。

サヤさんが「異性としての好き」とした感情を同性であるサヤさんに向けてしまっているのだろう。