しかし、この戦いに怒りを爆発させた者が一人いた。

果林 「ねぇ、エマ」

エマ 「どうしたの? 果林ちゃん?」

果林 「私に勉強を教えて」

エマ 「!」

果林 「元号はその時代を象徴するものなんでしょ? そんな大事なものが私利私欲に使われているなんて間違っている」

エマ 「……」

果林 「だから私はみんなが元気になる、忘れていた大事な言葉。それを元号にするわ。でもそのためには勉強が必要……お願い。教えて、エマ」

エマ 「……大変だよ?」

果林 「承知の上よ」

エマ 「分かった。頑張ろう!! 果林ちゃん!!」 ニコッ