0028名無しで叶える物語(悠久の苑)
2021/04/16(金) 22:41:25.14ID:oUcFWKIOお悩みNo.02
『私は璃奈が好きなんですがなかなか思いが伝えられません
どうすればいいでしょうか?』
――焼き菓子同好会A
副会長「璃奈……スクールアイドル同好会の天王寺璃奈さんでしょうか」
菜々「ええ、そうだと思います。焼き菓子同好会の方というと心当たりもありますし(熱心に私達のことを応援してくれてますからね)」
副会長「そうなんですか。焼き菓子同好会にどなたか知り合いでもいらっしゃるんですか?」
菜々「あっ、えー……そうですね。そんなところです。しかし、この方のお悩みを解決するにあたって問題となるのがこの『好き』の意味合いなのですが」
副会長「それはつまり、友人やファンとして好きなのか、恋愛という意味合いで好きなのかということでしょうか?」
菜々「そうです。流石は副会長、話が早いですね」
副会長「ふふっ、ありがとうございます。伊達に副会長やってませんから!」
菜々「スクールアイドル同好会には特別恋愛禁止の規定はありませんが、思いを伝えた結果お付き合いすることなったりしてしまえば校則に……」
副会長「会長」
菜々「はい?」
副会長「その点に関しては問題ありません。校則で禁止されているのは『不純異性交遊』であって、この場合は不純にも異性にも該当しませんから」
菜々「う〜ん……そうなんですかね」
副会長「はい。間違いないです。副会長である私が断言します」キッパリ
菜々「そ、そうですか……? まあとりあえずはお話を伺いに行ってみましょうか」