璃奈『一ヵ月後、20時に このメモの広場に来て』

璃奈『歩夢さんはウチの一番のお得意様だったから。特典を用意した』

璃奈『絶対喜んでもらえると思う。だから、絶対に来て』

璃奈『絶対、だよ?』

歩夢(そう、オーナーから聞いて待ち合わせ場所へ来たけど...)

歩夢(特典って、なんだろう?)

歩夢(そう思っていた瞬間、辺り一帯が光に包まれた)

歩夢(きらびやかに輝く木々、目の前に大きな光るハートマーク)

歩夢(暗くて気が付かなかったが、辺りの木々にイルミネーションが施されていたらしい)

歩夢(ハートの周りには色とりどりに発光する動物を模したガラス細工が飾られ、幻想的な世界を演出している)

歩夢「わぁ...きれい...!」

歩夢(様々な色で美しくライトアップされた広場を見渡す)

歩夢(きっとこの時間にライトアップするようにオーナーが用意してくれたんだ)

歩夢(素敵な特典...こんなに綺麗な景色が見られるなんて...)

歩夢(でも...)

歩夢「侑ちゃんと...見たかったな」








「―――歩夢っ」