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歩夢「侑ちゃん...」

歩夢(侑ちゃんに会いに、いつものようにテンノージへ来た私にオーナーから伝えられたのは、侑ちゃんがお店を辞めたという事だった...)

歩夢(虹色にキラキラに輝いていた私の世界は再び色を失って...)

歩夢(私に訪れたのは、前と同じ...ううん、以前よりも辛くて苦しい...会えなくなった侑ちゃんにただただ焦がれ続ける日常だった)

歩夢(侑ちゃんに会いたい...また、侑ちゃんと触れ合いたい...)

歩夢(侑ちゃんの所在をオーナーに聞いても、守秘義務で教えてはもらえなくて...)

歩夢(こんなことになるんなら、侑ちゃんに聞いておけばよかったな...。聞けば答えてくれたのかな...?)

歩夢「ぅ...」グス

歩夢(答えてくれるわけないよね...。侑ちゃんからすれば、私はただの客なんだから)

歩夢「うっ、うっ...」スンスン

歩夢(侑ちゃんのことを考えるたびに、胸が苦しくなって泣いてしまう...)

歩夢(そして、侑ちゃんと会えなくなってから一ヵ月...)

歩夢(私は、ある広場に来ていた)