せつ菜「特撮ヒーローの映画、一緒に観に行ってくれませんか?」
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 (土曜日・同好会部室) 侑「おはようせつ菜ちゃん」 せつ菜「おはようございます、侑さん」 侑「せつ菜ちゃん、練習はバッチリ?」 せつ菜「もちろんです!さっそく準備にとりかかりましょう!」 せつ菜「(それから私たちは、主役のベルト二つを初め、色々と準備を始めました)」 侑「(撮影用のビデオカメラと、撮った映像を確認するためのパソコンなどなど)」 せつ菜「(普段の同好会の活動として撮影をする時は皆さんが手伝ってくれながら進む準備も、二人だといつもより時間がかかる気がします)」 侑「うーん、カメラの準備よし!せつ菜ちゃん、いつでもいいよ!」 せつ菜「角度とかにこだわり始めると時間を忘れてしまいますね、では侑さんもこちらに」 侑「じゃあ行くよ、せつ菜ちゃん!」 せつ菜「はい、侑さん!」 \ゼロワンドライバ-!/ \ゼロツ-ドライバ-!/ 『ジャンプ!』『ゼロツ-ジャンプ!』 侑「(せつ菜ちゃん、流石だ…キレが本物と変わらないように見える、これが実績を積んできたスクールアイドルの本気…!)」 せつ菜「(流石です侑さん…つい先日にハマったというのが信じられない気合いの入りようです、ピアノの事といい要領が良い!)」 侑せつ「「変し…」」 ガチャッ 璃奈「おはよう。ちょっとだけ早めに来ちゃった」 侑「あっ」 せつ菜「璃奈、さ」 『イニシャライズ!』『ゼロツ-ライズ!』 テロテロリ-ン!! 璃奈「……」 『リアライジングホッパ-!A riderkick to the sky turns to take off toward a dream.』 『Road to Glory has to Lead to Growin’ path to change one to two! カメンライダ-ゼロツ-!』 璃奈「……」 『It’s never over!』 侑せつ「「……」」 侑「(けたたましく鳴る音が止んで、一通りの役割を果たした私たちのベルトからライトが消えた後の数秒、私にはこの時間が、無限にも感じられて…)」 璃奈「……」 璃奈「……」ドアガチャッ せつ菜「璃奈さん!?待っ、黙って出て行かないで下さい!?」 侑「せつ菜ちゃん落ち着いて!!とりあえずベルト付けたまま部室から出るのはマズい気がする!!」 璃奈「(……どうしよう)」 璃奈「(とりあえず出てきちゃったけど…集合時刻的にはもうすぐみんな集まって来る時間)」 璃奈「(結構しっかり撮影の用意してたけど腰のアレさえ外して、机の上のアイテムを隠してくれればみんなは誤魔化せ…)」 愛「りなりー、ドアの前で佇んじゃってどしたの?」 璃奈「あっ」 歩夢「侑ちゃん、今日はずいぶん早く家を出たみたいだったから、私も気持ちちょっと早めに出てきたの」 璃奈「歩夢さん、というかみんな…」 愛「私はバスケ部の朝練に付き合ってそのままこっち!」 果林「うぅ…おはよう…」 彼方「果林ちゃん、いつになく眠そうだねぇ」 しずく「彼方さんがそれを言うんですか」 エマ「土曜日だけど、練習の日くらいは果林ちゃんも早起きしないとねぇ、と言う事で平日と同じ時間に起こしにいっちゃったのー」 璃奈「…例えみんなが相手でも、ここは死守するよ。璃奈ちゃんボード、『キリリ』」 璃奈「(せつ菜さんと侑さんは、私が守る…!)」 かすみ「何言ってんのりな子?最近ハマってるゲームのセリフ?」 せつ菜「璃奈さん!?ドアの向こうにいたら話を聞いてください!!璃奈さんならまだ分かってもらえるはずです!!!」 侑「せつ菜ちゃん!声が!!大きい!!」 愛「お、せっつーとゆうゆはもう来てる、というか何事?」 しずく「喧嘩でもしてるみたいな勢いですね…」 璃奈「いや、そう言うわけではないけど…これは」 エマ「璃奈ちゃん、何があったのかは分からないけど、やっぱり話し合わなきゃ伝わらない事もあるよ?」 彼方「そうだよ〜、みんなで食べるお菓子用意してあるし、それでも食べながら一旦テーブルを囲んでみればいいんじゃないかなぁ」 璃奈「(先輩の優しさが、今は辛い…!)」 かすみ「ずっとこのままでもどーしようもないでしょ!果林先輩、眠気覚ましのついでにりな子どかすの手伝って下さい!」 果林「えぇ…?私も…?」 璃奈「そうは言っても簡単に…うひゃあ!?」 かすみ「ふっふっふ、かすみん必殺のくすぐり攻撃!りな子、両手でボード持ってるから脇腹がガラ空きだよ!」 果林「私の出る幕ないじゃない、まぁ良いわ、ドア開けるわよ」ガチャ 歩夢「……」 歩夢「…は?」 歩夢「(ドアが開いた瞬間に私とみんなの目に入ってきたのは、必死な顔をして前のめりになってるせつ菜ちゃんと、せつ菜ちゃんの腰に手を回して抑えようとする侑ちゃん)」 歩夢「(二人とも、腰にきらびやかでゴツゴツとしたおもちゃのベルトを巻いた状態で)」 歩夢「(二人のバタバタした動きで何かスイッチが押されているのか、ベルトから音が鳴っているけど、それはここ数日侑ちゃんの部屋から聞こえて来た音にそっくりで…) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 侑せつ「……」ションボリ 愛「…なるほどねぇ〜、まぁ事情は大体わかったよ」 果林「まったくもう、そんな事で大騒ぎして」 せつ菜「返す言葉もありません…」 エマ「まぁまぁ、喧嘩じゃなくて安心したよぉ」 歩夢「うん、侑ちゃんとせつ菜ちゃんが喧嘩って信じられなくて」 侑「あ、あはは…」 しずく「…どうして…」 かすみ「ん?しず子…?」 せつ菜「しずくさんも、ごめんなさ」 しずく「演技の事ならどうして相談してくれなかったんですか!!!」 侑せつ「「…へ?」」 しずく「まず第一に!なりきる事は恥ずかしい事じゃありません!!」 璃奈「(凄まじい説得力…)」 しずく「特にせつ菜さん!私とせつ菜さんは一緒にかすみさんを必殺技で退治した仲じゃないですか!!」 かすみ「しず子、その言い方はちょっと変えて欲しいかも」 彼方「ともかく、今更こそこそやらなくたって、みんな気にしないのにさ〜」 せつ奈「…そうですよね、みなさんは私の事はよく分かってくれてるはずなのに、すみません…」 璃奈「…あの、良かったらなんだけど」 璃奈「映像編集して、本当に変身してるような動画、作ってみるのも面白いかも」 侑「…え?」 エマ「確かに!なりきりって事はコスチュームもあると良いでしょ?服飾同好会のみんなに相談してみたりとか」 果林「よく分からないけど、ポーズを決めたりすんでしょ?私が映え方を教えてあげてもいいわ」 しずく「そのシーンを見せて貰えば、私も演技指導ぐらいは出来ると思います…いや、やるからには徹底的にやりましょう!」 せつ菜「みなさん…」 愛「せっかくだし乗っかっちゃいなよ、しーんとしてないでさ、シーンだけに!」 侑「せつ菜ちゃん…やろう!」 せつ菜「…はい!」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 せつ菜「(みなさんに協力してもらって、私と侑さんの変身シーンの動画はその後、無事に完成しました)」 せつ菜「(服飾同好会のみなさんも巻き込んでしまったわけだし、と言う事でそのままにしておくのももったいないと言う話になり、動画サイトにアップしてみたのですが)」 かすみ「うわ、せつ菜先輩、思ったよりも再生数伸びてますよ!しかもなんというか、コメント欄を見るに今までのファンの皆さんと少し毛色が違う感じがします!」 せつ菜「(と言う事らしく、どうやら新しいファン層の方々から好評を頂いてるようです)」 侑「せつ菜ちゃん、あのさ」 せつ菜「侑さん、どうしました?そういえば動画には侑さんへのコメントもたくさんありましたよ!」 侑「たはは…いや実はさ、TVシリーズも配信サイトで見たんだけど、このシリーズもう20年以上も歴史があるんだよね」 せつ菜「そうですね、私たちが生まれる前からずっと、ほぼ1年に1作品のペースです」 侑「ということは、後20回、このトキメキが味わえるってこと?」 せつ菜「…!ええ、その通りです!私もまだ観れていない作品がたくさんありますから、一緒に観ましょう!!」 せつ菜「(ふっふっふっふ)」 せつ奈「(特撮の沼に1人、落としてしまいましたね!)」 おわりです、はしゃいでるゆうせつが書きたかった 過去作置いときます しずく「璃奈さん?」璃奈「PVの編集にあたってちょっと」 https://itest.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1609163625/ 読んでいただきありがとうございました 乙 アニメにしろ漫画にしろいろんなジャンルに女の人のオタクっているけど 特撮だけはなんか見たことないかもしれん 戦隊ライダーなんて女性ファンめちゃくちゃいる部類よ >>57 そうなんだな 仮面ライダーみたいなの想像してたけど確かに戦隊ものはピンクとかもいるから受けそう それは特撮オタというより役者が好きで結果見てるってパターンが多すぎるからなんとも言えない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる