0058名無しで叶える物語(らっかせい)
2021/04/13(火) 18:31:31.35ID:DxEglI8F果林(常に手を繋いでたり、腕を組んでたり、食べさせあったり)
果林(カップルジュースだのなんだの……)
果林(カップルジュースって……カップルじゃないの?)
果林(それをこんな、茶番……)
果林(部屋掃除を喜々としてやってたエマの隣で鳴り響く電話)
果林(綾小路さんからの、男性とデートってどういうことなのかという怒鳴り声)
果林(床に落ちるゴミ袋、笑顔のエマ、向けられる刺すような視線)
果林(交際相手なんていないって説得に費やした昨夜の1時間半……彼方に付き添ってさぼった今日の午後)
果林(ふ……ふふ……ふふふっ……)
彼方「果林ちゃん、ありがと……私たち付き合ってみるね」
遥「姉妹とか女の子とか、変だって思ってたけど……でも、問題が起こらない分安心だし安全ですよね」
遥「ありがとうございます」
果林「ふ、ふふっ……そう、そうね」
果林「よかったじゃない……」
果林(夫婦喧嘩は犬も食わないんじゃなかったの? 泣きそう)
果林「私、もう帰っていい?」
彼方「え、せっかくだから晩御飯をご馳走させて〜」
果林「嫌よ! 帰る! 帰らせて! もう巻き込まないで!」タタタタタタタタッ