―――放課後


彼方「はぁ……」

果林「大丈夫? 生きてる?」

彼方「……身体だけは生きてるよ」

果林「精神的に自殺してどうするのよ……まったく」

果林「これに懲りたら、遥ちゃんに対して変な嘘つかないようにしなさい」

彼方「うん……もうやめる」

彼方「死ぬ」

果林「そうじゃなくて!」

果林「遥ちゃんに構って欲しかったなら構ってって素直に言えばいいじゃない」

果林(遥ちゃん、それ狙ってるような感じだったし)

彼方「でも、面倒くさいお姉ちゃんだって思われたくないし」

果林「じゃぁなに、私には面倒くさい同級生だって思ってもいいって?」

彼方「……遥ちゃんに思われるよりは」

果林(二人とも面倒くさいんだけど……付き合って欲しくないなら付き合っちゃえばいいじゃない)

果林(いろいろ問題あるけど、巻き込まれるよりはそっちで落ち着いてくれた方がいいわよ……)