海未「未来へワープする方法を思いついた?」【SS】
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(代行)
前回落ちたので上げ直しです
色々添削してまふ。 穂乃果「…昨日はごめん」
ことり「ううん…」
ことり「急に帰っちゃったからびっくりしたよ」
穂乃果「うん……」
海未「穂乃果……」
穂乃果「海未ちゃん…昨日はごめん」
海未「…………」
ことり「…無理はしなくていいんだけどなんでああなったのか教えてくれないかな」
穂乃果「…信じては貰えないだろうけど…朝登校してた筈なのに急に気づいたら夕方になって下校してて」
穂乃果「ねぇ、昨日穂乃果普通に学校行って授業受けてたんだよね?」
ことり「うん、普通に受けてたよ…」
ことり「急に気づいたら、夕方になってたの?」
穂乃果「うん、信じては貰えないだろうけど」
海未「昨日1日の記憶が無いんですか?」
穂乃果「うん」
ことり「そんな……」
海未「到底信じられませんね…」
ことり「よく分からないけどことりは信じるよ。穂乃果ちゃんは嘘なんて言ってないと思うし」
穂乃果「ことりちゃん…ありがとう」 穂乃果「(やっぱり昨日学校に行ってたって言うのは本当みたい)」
穂乃果「(ノートもやっぱり取ってあるし欠席もしてない。私の記憶だけが抜け落ちてる)」
穂乃果「はぁ……」
………………
放課後
ことり「穂乃果ちゃん、今日部活出る?」
穂乃果「え?うん、出るけど。なんで?」
ことり「昨日あんなことがあったから……」
穂乃果「いや、ライブももうすぐだし出るよ」
………………
絵里「穂乃果、なんだか顔色が悪いわね」
穂乃果「えっ、そうかな」
絵里「体調には気をつけてね。もうすぐライブなんだし」
穂乃果「うん……」
穂乃果「(ライブをするのも大変だなぁ。疲れたよ穂乃果)」 穂乃果家
穂乃果「今日は大丈夫だった。やっぱり嫌だって思ったら記憶が消えるのかな…」
穂乃果「前はあんなに欲しかった能力なのに……」
穂乃果「…………」
プルルルル
穂乃果「あれ…ことりちゃんからだ」
穂乃果「もしもし?」
ことり『もしもし?穂乃果ちゃん?』
穂乃果「うん、どうしたの?」
ことり『この前言ってたライブの場所、見つかりそうなんだ』
穂乃果「えっ!ほんと!」ガバッ
ことり『うん、ネットで調べてたら見つけたの。場所貸してくれるんだって、URL送るね』
ことり『スクールアイドルの人達に場所を貸してるって書いてあって…』
穂乃果「ほんとだ!ここなら人も沢山集まりそう…ありがとうことりちゃん!!」
ことり「ううん、それより今週の日曜日出かけない?海未ちゃんも誘って。」
穂乃果「うん!いいね」
ことり「じゃあ伝えとくね。バイバイ穂乃果ちゃん」
穂乃果「うん、また明日!」
ピッ
穂乃果「はぁ…良かったあ。場所決まって」
穂乃果「とりあえず一段落着いたよ」 ……………
数日後
穂乃果「(ここ数日間、前みたいに記憶が無くなることは無くなった。やっぱり嫌だって思わなければいいのかな)」
ことり「どうしたの?考えごと?」
穂乃果「ううんなんでもないよ」
海未「ライブが近づいてきましたね、頑張りましょう」
穂乃果「うん、そうだね!」
穂乃果「(穂乃果にはライブもある…しかも穂乃果はリーダー。ちゃんとしなくちゃいけないよね)」
ことり「じゃあ、また日曜日10時集合ね穂乃果ちゃん」
穂乃果「うん、ことりちゃんバイバイ!」
海未「じゃあまた」
穂乃果「うん」
……………
日曜日
穂乃果「なんか今日予定あったっけ…」
穂乃果「うーん思い出せない。最近ライブの練習もあって疲れてるし寝ようかな……」
穂乃果「……Zzz…」
……………
ことり「穂乃果ちゃん遅いね……」
海未「なにをしているのでしょうか…」 穂乃果「あ…午後まで寝ちゃってたんだ……」
穂乃果「あれ、なんか通知いっぱい来てる……え…」
次の日
穂乃果「ほんとに約束したの……?」
ことり「うん…」
穂乃果「え、え、いつ?」
ことり「火曜日、本当に覚えてないの?」
穂乃果「お、覚えてないよ…そもそも約束なんか…」
ことり「したよ…?海未ちゃんにも言ったし」
海未「昨日、2人でずっと待っていたんですよ」
穂乃果「え…」
ことり「うん、LINEしても返事が無いし…」
穂乃果「2人とも何言ってるの…」
穂乃果「穂乃果約束なんかしてないよ…」
ことり「……………」 海未「……………」
穂乃果「穂乃果がおかしいの…?」 穂乃果「嫌なことがあったらワープするんじゃないの…?なんで記憶が無くなってるの……」
………………
海未「ことり……」
ことり「うん…」
海未「さすがにおかしいですよね」
ことり「うん…ことりもそう思う」
海未「ストレスが溜まっているのでしょうか」
海未「それにしても忘れすぎですし…」
ことり「穂乃果ちゃんどうしちゃったのかな」
海未「…最初は約束を忘れた嘘かと思いましたが……」
海未「あの様子を見てると嘘っぽくも無いですし」
ことり「…………」
海未「…私が今日話してみます」
放課後
穂乃果「うん、明日ことりちゃんと海未ちゃんと場所を貸してくれる人達と話してくるから」
絵里「そうね、ありがとう」
花陽「場所も無事決まってよかったよー」
凛「楽しみだにゃー!」
穂乃果「うん、そうだよね」
希「穂乃果ちゃん、元気がないみたいだけど大丈夫?」
穂乃果「えっ、大丈夫だよ」
希「そっか何か心肺なことがあったら言ってね」
穂乃果「うん…(みんなには迷惑かけちゃいけない…)」
海未「穂乃果、ちょっといいですか」
穂乃果「うん」 海未「穂乃果…大丈夫ですか」
穂乃果「え…、大丈夫って…」
海未「大丈夫じゃないですよね。穂乃果に聞きたいんですけど記憶が無くなり始めたのっていつぐらいからなんですか」
穂乃果「いつぐらいって…1週間くらい前から…」
海未「そうですか。もう一度聞きたいんですけど、昨日約束を忘れたのは約束時間に遅れた口実では無いんですよね」
穂乃果「なっ、違うよ!ほんとに約束した記憶が無いんだよ!」
穂乃果「あの日神様に願ってから穂乃果未来へ行ったり記憶が無くなったり……変なことが起こるようになって」
海未「神様…?」
穂乃果「そうだよ、あの日、穂乃果が未来へワープする方法を話した後に神様に願ったの!」
穂乃果「そしたら穂乃果が言ったみたいに未来へ行けたりして……」
海未「未来へ……」
海未「穂乃果…それは未来へ行けるようになったのではなくてただ記憶が無くなっているだけですよ」
穂乃果「え……」
海未「確かに穂乃果が前に言ってたように、記憶が無くなれば未来へ行ったと錯覚出来ます」
海未「しかしそれは時空を超えたのではなくただ単に記憶を消しただけなんですよ」
穂乃果「じゃあなんで記憶が無くなるの!」
海未「それは…分かりません。もしかしたら病気なのかもしれません」
穂乃果「病気……?」
海未「はい、一度見てもらった方が…」
穂乃果「何それ、そんなこと出来るわけないじゃん…」 穂乃果「そんなことしたら皆が心肺する…第一ライブにも出られなくなるかもしれないんだよ!?」
海未「そうかもしれなくても穂乃果の健康が大事ですよ」
穂乃果「そんなこと言って…穂乃果の言うこと信じて無いんじゃないの?」
海未「え…?」
穂乃果「あの時も言ってたじゃん、未来へ行くなんて出来るなんてないって!穂乃果の言ってることもどうせ嘘だと思ってるんでしょ?」
海未「う、嘘だなんて……」
穂乃果「そりゃあそうだよ。未来にいくなんて信じられるわけない。だから穂乃果が約束を破った口実に嘘をついたって思ってるんだ」
海未「信じられませんが…記憶が無くなっただけだと思えば納得が行きます」
穂乃果「何それ…そんなこと言って病院に行かせて、穂乃果をステージの上から下ろしたいの?」
海未「そんなこと…!」
穂乃果「海未ちゃん…穂乃果のことそんな風に思ってたんだね。いつも怒られてたけど気づかなかったよ」
海未「穂乃果…私はただ穂乃果の為を思って………」
穂乃果「…もういいよ。海未ちゃんなんか知らない!!」ダッ
海未「ほ、穂乃果……」 穂乃果「(海未ちゃんは嘘をついてると思ってるんだ…)」
穂乃果「(もう海未ちゃんなんて…)」
次の日
海未「穂乃果」
穂乃果「…………」
海未「穂乃果?」
穂乃果「…………」
海未「…………」
放課後
ことり「穂乃果ちゃん、今から場所貸してくれる人達と話しに行こう」
穂乃果「うん、分かった」
ことり「海未ちゃんは?」
穂乃果「あー、海未ちゃんは今日用があって来られないんだって」
ことり「そうなんだ。じゃあ2人で行こうか」
……………
海未「あれ、穂乃果とことりは?」
絵里「あら2人と話に話に行ったんじゃないの?」
海未「言われてませんが……」
絵里「それじゃあ2人で行ったんじゃないかしら」
海未「…そうですか……」 ことり「待ち合わせ場所ここだと思うけど…」キョロキョロ
穂乃果「本当にここなの?」
ことり「うん、地図にも書いてあったし」
穂乃果「なんか人通りが少ないところだけど…」
穂乃果「誰か来たよ」
女性「あっ君たちだよね?スクールアイドルの」
ことり「あっ、はい!」
女性「あそこの場所をライブに貸して欲しいって話だよね」
ことり「はい」
女性「あっちで話そうか…付いてきてくれる?」
2人「はいっ!」
穂乃果「綺麗な人だね……」ヒソヒソ
ことり「でもこっちで話すって…喫茶店とかじゃないのかな」ヒソヒソ
ことり「どんどん離れて行ってるけど……」
……………
女性「着いたよ」ザッザッ
ことり「えっ、でもここって…外じゃ…」カー カー 車「」キキッーー!! 2人「!?」
女性「ボソボソ……」
穂乃果「な、なんで車が…?しかも乗ってる人達だれ?ステージのこと話すんじゃないの…?」
仲間「」ゾロゾロ
ことり「ほ、穂乃果ちゃんこれ逃げた方がいいのかな…」
穂乃果「ヤバそうだよ…逃げようことりちゃん」ザッ
ことり「う、うん」
仲間「」ガバッ
ことり「キャーッ!!」
穂乃果「こ、ことりちゃん!?」
穂乃果「車に連れ込まれそうになってる…ことりちゃんを離せー!!」ガバッ
仲間「」ドガッ
穂乃果「うわっ!」ドタッ
穂乃果「ううう…いてて……」
女性「抵抗しても痛い目見るだけだよ。」
穂乃果「どういう事…ステージの場所を……」
女性「ステージなんて無いよ。君たちをおびき寄せる為の嘘さ。こっちは誘拐する事が目的だからね」
穂乃果「ゆ、、誘拐……?まさか最近の誘拐って貴方達が………」
女性「そうだよ。ここは人混みから離れてるし叫んでも意味が無い。電波も届かない」
仲間「」
穂乃果「あ……あ、…ああ………」ヘナヘナ
ことり「んー!」ジタバタ 穂乃果「ことりちゃん…」ザッ
仲間「!」ドカッ
穂乃果「あうっ!……ち、血が………」
ことり「んー!」
穂乃果「大丈夫、これぐらいは大したことない……から…」
ガンッ!!
ことり「あ………」バタッ
穂乃果「あ……、あ。ああ………ことりちゃん……」ヘナヘナ
ことり「」ダラー
穂乃果「誰か…た、助けて海未ちゃん……誰か助けて……」
海未「はぁ…はぁ……」ザッザッ
海未「穂乃果!?」
穂乃果「……え、海未ちゃん……?なんでここに…」
海未「2人だけだと心配後をつけてきたんですよ…それよりこの人達は………」
穂乃果「ゆゆゆ誘拐犯だよ……穂乃果達誘拐されようとして……」
海未「誘拐犯…!?」 女性「友達も来たのか…じゃあ友達も一緒に誘拐されてもらうか」
海未「こ、ことりは……!?」キョロキョロ
穂乃果「あそこ…穂乃果助けようとしたら……」
海未「ことりー!」ザッ
海未「ことりを離してください!離してください!」
仲間「」ガンッ
海未「あうっ……」
穂乃果「海未ちゃん!」
海未「私は大丈夫です…それより私がこの人達を食い止めますから穂乃果は外に出て助けを呼んできてください!」
穂乃果「う、うん!」ザッ
海未「うわーっ!」 穂乃果「海未ちゃん!?」
海未「やめてください!やめてください!」ガンッ ガンッ
海未「うっ」ドガッ
海未「ううぅ……痛い…痛い……」ドガッ
海未「あっ…うぅ………」
穂乃果「う、海未ちゃん……」
ことり「痛い………」ドガッ ドガッ
ことり「うう……」ボロボロ
穂乃果「ふ、2人が…金属バットで……」 女性「従う気になった?これ以上逃げると君の友達はもっと酷い目に合うよ」
ことり「…………」ダラー
海未「うぁ……痛い……」
穂乃果「あ……あ、あぁ………」
穂乃果「どうして……どうして……」
穂乃果「…うあ………」ピトッ
穂乃果「(こんなところに大きな石が………)」
穂乃果「うぅ………」
穂乃果「うわぁあああああああああああぁぁぁ!!」ザッ
………………
穂乃果「はぁっ……はぁ……」ザッ
穂乃果「(……あれ目の前が暗い……)」
穂乃果「はあ………はあ…」ザッ ザッ
穂乃果「ここ…どこ……」
穂乃果「うっ……」ズキッ
穂乃果「ワープしたの……?ここって……」ザッ
穂乃果「こ、ことりちゃん!?」
地面に倒れていることり
穂乃果「ことりちゃん、起きて!起きて!」
ことり「…………」
穂乃果「ことりちゃん……う、うわぁあああああ!」
穂乃果「し、死んで……」ガクガク
穂乃果「どうして……どうして…」 穂乃果「う、海未ちゃん!!」
海未「…………」
穂乃果「海未ちゃん、起きて起きてよ」ユサユサ
海未「…………」
穂乃果「なんで…海未ちゃん………」
カー カー カー
穂乃果「あ………」
穂乃果「なにこれ……なんでこんなの持ってるの…」
その時穂乃果は自分が持っているものに気がついた。人の血でどす黒く染まった大きな石だった
穂乃果「あ…あぁ……」ドサッ
穂乃果「穂乃果が……」キョロキョロ
穂乃果が辺りを見渡すと頭から血を流し倒れている誘拐犯の仲間達、変わり果てた姿の海未やことりがそこに居た
穂乃果「穂乃果が……全部やったの…」
穂乃果「穂乃果……人を…」ブチッ
穂乃果「あぁ……」
穂乃果「あぁああああ!!頭が痛い……!割れる……割れる……!!!」
穂乃果「」ドサッ
穂乃果「うわ……あぁあああああぁぁぁ……」 …………
穂乃果『あれ…穂乃果眠ってた……?』ムクッ
穂乃果『ここどこ…?』キョロキョロ
穂乃果『穂乃果達……誘拐にあって………』
……チャーン …ノカーッ……
穂乃果『なんか聞こえる……』
穂乃果『あれっ、ことりちゃんと海未ちゃんだ』
ことり『穂乃果ちゃーん』海未『穂乃果』
穂乃果『ふ、2人とも…生きてたんだ!!』
穂乃果『そうだよね…そうだよね2人が死ぬわけない、死んじゃうわけ無いんだから!』
穂乃果『まっていまそっちに行くから!』ダダッ
ことり『穂乃果ちゃん!』
海未『穂乃果!』
穂乃果『2人とも触れる…生きてる…!』
海未『私が死ぬわけないじゃないですか』
穂乃果『そうだよね!だよね!』
穂乃果『きっとまたワープしたんだ。ここは未来の場所なんだ。だから2人が生き返ったんだ!』
穂乃果『またいつも通りの明日がやってくるんだよね』
ことり 『うん!」 海未「もちろんです』
穂乃果『そうだよね…!』
穂乃果『また皆と学校行って練習して、いつも通りになるんだよね!!それでライブもして……』
海未『そうですよ、だから早く行きましょう』
ことり『うん、早く行こう!』
穂乃果『うん……!』 ………………
………
穂乃果「え…えへへへ……だよね…」
カー カー ザザザザザ
穂乃果「わたし…私、良くなった未来へワープ出来たんだ……」
穂乃果「やった……やった…へへ」
ザザザザ ザッザッ
穂乃果「えへへへ……ほら触れるよ……へへ…」ギュッ
ことり「…………」
海未「…………」
穂乃果「ねぇ…ことりちゃん……海未ちゃん…へへへ……えへへへ……」ズキッ ズキッ
穂乃果「あっ……うっ…!!!痛い…頭痛いけど2人と居るから……ねぇ…へへへ…」
カー カー カーカー………
穂乃果「…ねぇ…………」ザッザッ
ザザザザザ カーカーカー… カー ザサ ザッッ…………………
……………
……
3日前から捜索届けが出されていた音ノ木坂学院在校高坂さん、園田さん、南さんの3人ですが昨日夜、東京都××で遺体となって発見されました
発見された高校生3人の遺体の内2人、南さんと園田さんは外傷が酷く、駆け付けたその場で死亡確認がされました。金属バットの様なもので殴られたあとが数十箇所ありました
また2人の同級生であるもう高坂さんは外傷は少なかったのですが、脳卒中を引き起こしていたため搬送された病院で死亡しました
この脳卒中においては事件の関連性は低いと考えております。またこの容疑者とされるとされる誘拐犯グループのメンバーは全員その場で死亡していました。この事件について…………
ブチッ
おわり 乙、悲しいね
流れ星とかいう悪魔が悪いんや
でもワープ関係なくこうなってた感はあるよね… >>65
穂乃果がただ病気だったって事ですね。未来にワープしたのも病気で記憶が無くなっていただけってことれす ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています