せつ菜「…それは聞き捨てならない言葉ですね」

侑「だってそうじゃない?ブラックが側にいなくて寂しいピンクの弱みにつけこんだってことでしょ?」

せつ菜「それは違うと思います!!そもそもどんな物語でもレッドとピンクが王道なんです、ブラックはただの焚き付け役に過ぎません!」

侑「いやいや、何言ってるの?レッドとピンクが王道なんて誰が決めたわけ?そもそも幼なじみこそ王道じゃん、ぽっと出がつけ入る隙なんてないでしょ」

せつ菜「…幼なじみがなんですか?むしろ隣にいるのが当たり前と思って、ピンクのことをないがしろにするから、ピンクはブラックから離れて行ったのでは?」

歩夢(…ん?な、なんだろうこの緊迫した雰囲気…)