かすみさんがクラスで“居場所”をなくしていた時。

私はかすみさんの大好きだった、スクールアイドルとしての“居場所”を奪ってしまっていた。

それは意図せず重なってしまったことかもしれない。

だけど私は……かすみさんに大きな罪悪感を感じている。


かすみさんの目指す“かわいい”を否定しただけじゃない。

きっとかすみさんの“心の居場所”ですらも奪ってしまっていたんだ。


あんなに優しくてスクールアイドルが大好きな女の子の居場所を。


せつ菜「……ごめんね、かすみさん」

せつ菜「だから……今度はどんなことがあっても、守りたい」


スクールアイドルとして、キラキラ輝いているかすみさんのことを。