侑「ポケットモンスター」
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果林がヤンチャムに冗談半分でカスミという名前をつける 今年の映画見たらかすみにホシガリスは合いそうだなと思った
一緒にほっぺに指当てるポーズやって欲しい かすみとワンパチ
ダイアモンド衣装と色合いが似てる 手持ちに入れると強すぎるけどりなりーとマギアナとかね
あとはシオンタワー産のカラカラもエピソード込みだと共感しそう
エマはタブンネ QU4RTZ考えてみた
りなりーにミミッキュ(璃奈ちゃんボードっぽい)
かすみんにエモンガ(かすみんのイメージカラーの黄色とアニポケのあざとさ)
エマちゃんにメッソン(泣くからあやす的な)
彼方ちゃんにウールーかメリープ(羊繋がり) バッチじゃなくてバッジじゃねってところが気になってしまった
バッチはシェルで動かすやつ
そんなことよりエマちゃんにネーヴェちゃん(メェークル)を ガラルポニータの色味と髪のモフモフ具合が彼方ちゃんっぽい
伝説ならガラルフリーザー 思いついた子だけ
かすみ プリン(いたずらしてるから)
しずく ムーランド(オフィーリア的な)
果林 チョロネコ(かっこかわいい)
彼方 ムンナ、ムシャーナ(寝てるし色味も似てる)
エマ ラッキー、タブンネとか(ポケセンにいるから癒やし的な) 侑 ムクホーク(かっこいいしメッシュ入ってる)
プラマイ(おうえんポケモン)
歩夢 ヒトモシとかゴーストタイプ
せつ菜 バクオングとか音系
愛 ひでりキュウコン、アイアント(愛だけに)
かすみ ヒンバス
しずく ギャロップとか馬系
璃奈 ロトム
果林 ガブとかマンダとか
彼方 ネッコアラ
エマ ガルーラ
思いついたのはこの辺り らんじゅ マルノームまたはクイタラン?「いっつもビュッフェ作って友達作ろうとしてるけど食べてくれる人がいない」 5話。
歩夢「もうすぐ、マカロンシティだねー」
侑「意外と早く着きそうだね」
ここに来るまでの道中、色々なポケモンがいたけど私も歩夢も捕まえていない。
そろそろ3匹目のポケモンが欲しいところだ。
歩夢「マカロンシティのジムリーダーどんな人かなぁ?」
侑「うーん。ひこうタイプ専門ジムってのは知ってるけど・・・」
歩夢「ひこうタイプかぁ。どんなポケモン出して来るんだろう?」
侑「うーん。ひこうタイプのポケモン沢山いるからねー」
ガサガサ。
近くの草むらが大きく揺れる。
歩夢「?」
侑「ポケモン、飛び出して来そうだね」
黒い影が私達の目の前に現れる。
ツタージャ「つたっ!」
侑「お、ツタージャだ!確かくさへびポケモンだっけ?珍しいね歩夢!」
歩夢「・・・・・・」
侑「歩夢・・・?」
歩夢「いけっモンスターボール!」
モンスターボールはツタージャに当たり赤い閃光と共に中へ吸い込まれる。
が、ボールは一回揺れてツタージャはすぐに出てきてしまった。 侑「あ、歩夢?いきなりどうしたの?」
歩夢「侑ちゃん私の3匹目のポケモン決まったよ!あのツタージャがいい!」
侑「それならそれで弱らせないと簡単には捕まらないよ!」
ツタージャ「つたっ!!!」
ツタージャはいきなりボールをぶつけられたせいか、こちらを睨んでいる。
歩夢「そ、そうだね!いけっチラーミィ!」
チラーミィ「ちらぁっ!」
睨み合うチラーミィとツタージャ。
多分、この勝負チラーミィの圧勝だろう。
レベル差は見てて分かる程にチラーミィの方が上だ。
それを悟ったツタージャは踵を返し逃げて行く。
歩夢「追いかけよ!」
侑「う、うん!」
歩夢はそう言ってすぐにツタージャを追いかける。
私も歩夢に続く。
でも、どうしたんだろう?歩夢ツタージャ好きだったっけ? 木々の間、背の高い草むらをかき分けながら追いかける私と歩夢。
その先を先行して走るチラーミィ。
更にその先にツタージャはいる。
くさへびポケモンらしく木々や草むらをスルスルとすり抜けるようにして走っている。
私達は息を切らしながらツタージャを追いかける。
侑「はぁっ!はぁっ・・・歩夢!ごめんっ!私」
歩夢「侑ちゃん休んでて私はツタージャ追いかけてるから!」
侑「う、うん!」
チラーミィ「ちらっ!」
先行しているチラーミィが大きく鳴いた。
その声を聞いて走って行く歩夢を見ながら私は何とか息を整えて深呼吸を何度か繰り返す。
最後に息を吐いて歩夢が走った後を追いかける。
木々を抜け、開けた場所に歩夢はいた。
驚いたのは歩夢だけじゃなかった事だ。
まずはポケモンのゴンベ。
それと二人知らない人がいる。
彼方「・・・・・・」
歩夢「・・・・・・」
遥「ど、どうしよう・・・」
二人は何故か見つめ合ってる。
もう一人の人は慌てている。 侑「・・・ん?」
広場の中央にモンスターボールが2個並んでいる。
歩夢「んんんっ・・・・・・!」
彼方「むむむ・・・・・・!」
二人は未だに見つめ合って動かない。
仕方ない・・・と、慌てているもう一人の女の子に何があったのか尋ねてみた。
侑「ね、ねぇ?」
遥「わぁっ!」
女の子は私に気付いていなかったらしく、いきなり声をかけられてビックリした。
侑「あ、ごめん!こんにちは。私、あの子の友達なんだけど・・・何があったの?」
遥「こんにちは・・・あの、えーと・・・」 時が戻る事数分前。
広場でスタミナがなくなったツタージャは走れなくなり、休んでいたらしかった。
そこに現れた歩夢とチラーミィ。
歩夢は今の状態だったらツタージャを捕まえてられると判断し、モンスターボールを投げた。
更に別方向からモンスターボールが投げられる。
歩夢と見つめ合ってる女の子が投げたボールだ。
モンスターボールは同時にツタージャに当たり、ツタージャはボールに吸い込まれる。
歩夢は驚いて女の子を見る。
女の子も驚いて歩夢を見る。
二人の視線がボールに戻ると、もうツタージャは捕まっていた。
問題は誰が投げたボールか分からなくなっていた事だ。 ダンガンロンパ25章の誰が殺したか分からないトリックじゃん 侑「なるほど・・・私が休んでる間にそう言う事が・・・」
遥「は、はい・・・」
侑「ちなみに・・・えーと」
遥「遥です!」
侑「遥ちゃんはどっちが捕まえたか見てなかったの?」
遥「はい、私もお姉ちゃんを見てたから・・・」
侑「お、お姉ちゃん?って言う事は」
遥「はい、姉妹です」
侑「そっかー姉妹で旅をしてるんだね。私は侑よろしくね」
遥「よろしくお願いします!で、どうしましょうか・・・」
侑「うーん。そうだなー」 遥「お互い引く気はなさそうですよね。まだ睨み合ってる」
侑「えぇ、あれ睨んでるの?お姉さんの方も歩夢の方も見つめ合ってるだけかと思ってた」
二人は薄めでお互いを見ている。
どうやら、二人共睨み慣れてないらしい。
侑「あ、歩夢?」
歩夢「侑ちゃん・・・私、ツタージャ欲しい!」
遥「お、お姉ちゃん?」
彼方「彼方ちゃんもツタージャ欲しい!」
侑「お互い譲る気はなさそうだね」
彼方「あの半開きの眠そうな目彼方ちゃんにそっくりだよ。見た瞬間、この子が私の新しいポケモンだぁーって思ったもん」
歩夢「わ、私も見た時から・・・ううん。出会う前からへびポケモン手に入れるって思ってたもん!」
侑「歩夢へびポケモン好きだったっけ?」
歩夢「うん、好きだよ。部屋にアーボのぬいぐるみあるもん!」
侑「あ、そう言えば・・・確かサスケだっけ?」
歩夢「うん!ちゃんと名前も付けてるんだから」
お互い一歩も引かない。
あの、大人しい歩夢がこんなに強情になってる。
よっぽどツタージャを気に入ったらしい。 アニポケのワニノコゲット回もサトシとカスミが同時にルアボ投げてどっちが捕まえたか分からないからバトルで決めようって話だったな 侑「二人はポケモントレーナー?」
彼方「彼方ちゃんはポケモントレーナーだよ。バッヂ一つ持ってるんだぁ」
遥「私はお姉ちゃんのサポーターです!」
侑「ふーん。なるほど・・・ねぇ歩夢?」
歩夢「どうしたの?」
侑「お互いバッヂ一個持ってるしそこまでレベル差はないはず。ポケモン勝負で決めたら?」
歩夢「ポケモン勝負で?」
侑「うん、ほら。お互い譲る気はないんでしょ?」
二人は首を縦に振る。
侑「じゃあ、ちゃんと勝負して勝った方がツタージャゲットするでいいんじゃないかな?」
彼方「なるほど、それがいいかも」
歩夢「決まり、だね」
彼方「でも、いいの?彼方ちゃん強いよ〜」
歩夢「私、負けないよ」
二人の視線がバチバチとぶつかり合う。 侑「じゃあ決まりだね。歩夢のポケモンは二匹。彼方ちゃんは?」
彼方「2匹持ってるよー」
侑「じゃあ二対二だね。私が審判でいいかな?」
遥「はい、私あまりこう言うの慣れてないですし・・・」
侑「オッケー。じゃあ行くよ!バトルスタート!」
【上原歩夢VS近江彼方】
歩夢「いけっ!チラーミィ」
彼方「ゴンベ、行っておいで」
チラーミィ「ちらちらっ!」
ゴンベ「んべー!」
睨み合うお互いのポケモン。
素早さはチラーミィの方に分がありそうだ。
歩夢「チラーミィ、あまえる」
チラーミィ「ちらちらぁ〜」
ゴンベにあまえるチラーミィ。
ゴンベの攻撃力が二段回下がる。
彼方「ゴンベ、たくわえる」
ゴンベの防御、特防が共に上がる。 まずはお互い変化技から入る。
歩夢はゴンベの攻撃力を下げ、ゴンベは守りを固める。
お互いノーマルタイプ。
歩夢のチラーミィはノーマルタイプの弱点、かくとうタイプの技を持っていない。
恐らくゴンベも持っていないはず。
彼方(同じノーマルタイプ。うーんまさか初手に攻撃力を下げられるとは思わなかったな。たくわえるして正解だったけど・・・)
歩夢(たくわえる。確か、防御と特防を一段階あげる技。ゴンベはカビゴンの進化前だから耐久はかなりあるはず・・・この勝負)
彼方&歩夢(長くなりそう・・・)
歩夢「それならそれで何もさせなきゃいいよね・・・チラーミィうたう!」
チラーミィ「ち〜ら〜!」
ゴンベ「・・・んべ?」
彼方「外れたみたいだね」
うたうと言う技は相手を眠り状態にする強力な技。
だけど、弱点もあって命中率がとても低い事。
当たれば戦況をひっくり返せるが、当たらなければ相手にチャンスを与えてしまう。 彼方「たくわえる!」
更にゴンベの防御と特防が二段回上がる。
もうこの状態のゴンベは並のポケモンの火力ではダメージをあまり受けない。
歩夢「うたう!」
チラーミィは再度、ゴンベに向かってうたう。
だが、また外れてしまい。
ゴンベに再度チャンスを与えてしまい、ゴンベは更にたくわえる。
防御、特防の三段階アップ。
歩夢の手持ちには要塞と化したゴンベに有効なダメージを与えるポケモンはいない。
歩夢「うぅ・・・あまえる」
攻撃が二段回下がるゴンベ。
これでゴンベは攻撃が四段回下がり。
防御、特防が三段回上がった状態となる。
歩夢「ど、どうしよう・・・」
ゴンベ「んべーっ!」
両手を高く上げるゴンベ。
その様子はどんな攻撃も受け切ってやると言っているように見えた。 ここからはとてもジリ貧のバトルだった。
チラーミィはゴンベが眠るまでうたうをして。
眠ったらスピードスターで起きるまで攻撃。
勿論、ゴンベに対してダメージは与えられない。
対するゴンベも攻撃力を下げられているのでチラーミィに有効打はなく。
チラーミィ、ゴンベお互いが少しずつ少しずつ体力を削られていく。
これを何回も何回も繰り返した。
お互いのポケモンの体力は残りわずか。
流石にチラーミィやゴンベにも疲労の色が見えた。
バトルをしたのはお昼だったのに、もう夕方だ。
侑「長いね・・・」
遥「は、はい・・・」 歩夢(あと攻撃を何回か繰り返せば勝てる。私のチラーミィもだけど・・・ゴンベも相当ダメージを受けてる)
彼方「・・・もう夕方になったねぇ〜」
額の汗を拭う歩夢。
対する彼方ちゃんは・・・笑っている。
歩夢「チラーミィ!スピードスター」
チラーミィ「ちらっ!」
光る星型の塊がゴンベに直撃する。
ゴンベ「・・・んべっ!」
歩夢(あと、何発だろう・・・でももうすぐ倒せそう)
彼方「うーんそろそろかなぁ〜。ゴンベのみこむ」
ゴンベ「んべっ!!!」
待ってましたと言わんばかりにゴンベは蓄えて大きくなった頬っぺにあったものを飲み込む。
ゴクリと喉が鳴った音が静かな森に響く。
ゴンベ「んべっ!んべっ!」
彼方「全回復したよ!」
ゴンベはぴょんぴょんと跳ねて元気になった事をアピールしている。
のみこむ・・・たくわえるとの合わせ技。
たくわえるをしないと何も起きない技。
だけどたくわえるをした後にのみこむをすると強力な効果になる。
それはポケモンの体力の回復。
三回たくわえるをしてのみこむをすれば体力は全回復する。 歩夢「そ、そんな・・・」
チラーミィ「ち、ちらぁ・・・」
あんなに長い時間をかけてゴンベの体力を削ったのにあっという間に全回復。
絶望した表情をする歩夢とチラーミィ。
彼方「ゴンベはまた、たくわえてのみこむで何回も何回も回復できるよ」
徐々に少しずつ少しずつ、追い詰めてると思ったけどまた振り出しに戻る。
歩夢(で、でも・・・のみこむは確か回復するけど・・・たくわえて上がった防御と特防は元に戻る)
つまり今のゴンベはさっきよりダメージを与えられる。
歩夢「チラーミィスピードスター!」
チラーミィは再度星の塊をゴンベにぶつける。
しかし、あまり効いていない。
彼方「ゴンベは元々体力あるポケモンなんだよー」
ゴンベにかみつくを支持する彼方ちゃん。
チラーミィ「ち、ちら・・・」
長い体力の削り合いの中、最初に倒れたのはチラーミィだった。 彼方「ふぅー長かったけどなんとか倒せたよ」
歩夢「ありがとうチラーミィ・・・」
モンスターボールの中にチラーミィを戻す。
続けてルリリを繰り出す。
ルリリ「るりっ!」
歩夢はルリリとチラーミィをバランスよく育てている。
レベルと言う数値で表すのならどちらも20だ。
ゴンベも恐らく同じ20。
歩夢「ルリリ、たたきつける!」
ルリリはゴンベに向かって自分の体程ある大きな尻尾の先に付いている玉をゴンベに向かって振り下ろす・・・が外れてしまう。
高威力な技たたきつける。
だが、命中率はそんなに高くはない。
歩夢はうたうも何回も外し、たたきつけるも外してしまう。
ゴンベにダメージを与えられず。
またたくわえるのチャンスを与えてしまった。
彼方「ゴンベたくわえる!」 歩夢「うぅっ・・・」
侑「強いね彼方ちゃんは・・・」
遥「はい、私の町のトレーナースクールでは結構優秀な成績で卒業したんですよ」
歩夢(考えて、考えて私。ここからどうやって勝とう・・・あっ!)
歩夢はゴンベを見る。
チラーミィが攻撃力を下げたゴンベを見る。
歩夢(そうだ攻撃力は下がったまま・・・しかものみこむで回復して体力に余裕がある状態。なのに・・・なのになんで交代しないの?)
ポケモンを引っ込めれば体力は回復はしない。
だけど、下げられた攻撃力は元に戻る。
あまえるなどの攻撃力を下げる技。
たくわえるなどの防御特防を上げる技。
その他、能力を上げる技はモンスターボールに引っ込めれば元に戻ってしまう。
絶対的に絶望な状況下の中。
歩夢の脳内に光明が走る。
圧倒的に不利なこの状況が歩夢を成長させる。
歩夢(交代しない・・・と言う事は二体目のポケモンは戦力にはならない・・・?)
歩夢は思い出す。
ここに来るまで、数人とポケモンバトルをした。
中には攻撃技を持っていないポケモンもいた。 それは虫取り小僧が出して来たコクーン。
ついさっき捕まえたばかりだったらしく、かたくなるしかしていなかった。
歩夢(もし、彼方ちゃんが最近捕まえて一度もバトルに出していなくて、何の経験も詰んでいないポケモンを持っているとしたら・・・?それがコクーンのような攻撃技を持っていないようなポケモンだとしたら・・・?ゴンベで私のポケモンを倒すしかない・・・つまり)
この勝負、ゴンベを倒せさえすれば勝てる。
これは飽くまで憶測だ。
そうであって欲しいと言う歩夢の願いだ。
彼方(ルリリだ。かわいいなぁ。でも、倒さなきゃ・・・ゴンベだけで。後のポケモンはさっき捕まえたばかりのトランセル。かたくなるしか覚えていないから。たくわえるとのみこむでまた勝てるよね・・・よーし彼方ちゃん頑張っちゃうよ)
歩夢の憶測は当たっていた。
ツタージャに出会う前に木に止まっているトランセルを捕まえた。
このトランセルはかたくなるしか覚えていない。
攻撃技を持っていない。
歩夢(でも、どうやって・・・このルリリまだ赤ちゃんポケモンだから攻撃してもゴンベ突破出来るわけないよ・・・あっ確か変な技覚えていたっけ)
このルリリを捕まえた時。
チラーミィの攻撃によって気絶する前にルリリは変な事をした。
自分のお腹を叩き、その後苦しそうにしていた。
その隙を狙って攻撃をして気絶をさせてゲットした。 技の名前ははらだいこ。
自分の体力を半分削る代わりに攻撃力が最大値まで上がるハイリスクハイリターンの技だ。
歩夢(はらだいこをして・・・ゴンベ倒せないかなぁ?チラーミィの攻撃でもあまり削れなかったのにルリリで倒せるのかなぁ・・・)
ルリリを見る。
自分より大きな体のゴンベに臆さずに向き合っている。
彼方(たくわえるは一回したからルリリの攻撃ならあまり効かないはず・・・ここは守りに入らず攻撃するべきだよね)
オーキド博士の言葉を思い出す。
ポケモンバトルは最後まで勝ちを諦めない事。
覚悟を決める。
歩夢「一か八かだよね・・・ルリリはらだいこ!」
ルリリは自分のお腹を強く何度も何度も叩く。
その一発一発がルリリの体力を削り苦しそうな表情を浮かべるルリリ。
それとは対照的にポンポンと能天気音がこだまする。
彼方(はらだいこ・・・?そんな技もってたんだこのルリリ・・・じゃあ尚更攻撃しなきゃ。急所に当たったら流石にゴンベでも一発耐えるのは無理だもん)
彼方「ゴンベたいあたり!」
ゴンベはルリリに体をぶつける。
ルリリは倒れてしまう。
歩夢「あっ!ルリリ!」
彼方(か、勝った・・・?)
はらだいこで体力が半分削れ、その後にたいあたり。
だけど、ルリリは起き上がる。
ルリリ「るりぃっ!」
ルリリは耐えてた。
チラーミィが攻撃力を下げたお陰で、何とか攻撃を受け切った。
チラーミィが繋げてくれた起点。
歩夢はルリリに指示を出す。
ルリリ「ルリリ、たたきつける!」 歩夢「お願い今度は当たって!」
ルリリは期待に応え、ゴンベの頭上に尻尾の玉を叩きつける。
ゴンベ「んべっ!!!」
攻撃力最大限に上がったルリリの叩きつける。
それだけじゃない。
ルリリの特性はちからもちだ。
数値で表すと2倍攻撃が上がる特性。
だが、それでも防御が一段階上がったゴンベを倒すには確定では無い。
確定ではないが、一発で倒せる"かもしれない"。
ポケモンバトルには急所に当たるのとは別に、体のどの部分に当たるかによってダメージが変わる。
このダメージの振れ幅を、乱数と呼ぶトレーナーもいる。
この叩きつけるがもしゴンベの手足や胴体に当たったならゴンベは一発耐えていた。
しかし、当たったのは頭だ。
ルリリの攻撃はゴンベの脳を大きく揺らし、ゴンベは耐えきれず倒れてしまう。 彼方「あぁっ、ゴンベ!」
彼方はゴンベに駆け寄り、ボールに戻す。
彼方「ありがとうゴンベ・・・よく頑張ったよ」
遥「お姉ちゃん・・・」
歩夢「ルリリ!頑張ったね!」
ルリリ「るりぃっ!」
彼方「はぁ〜。うん、そっか。歩夢ちゃんあなたの勝ちだよ」
歩夢「えっ?じ、じゃあ二体目のポケモンは・・・」
彼方「捕まえたばっかのトランセルだよぉ。かたくなりしか出来ないだぁ〜」
歩夢「や、やっぱりそうだったんだ・・・」
彼方「えぇっ、もしかして・・・気付いてた?」
歩夢「そうじゃないかなぁとは思ってたよ」
彼方「へぇ〜凄いねー。おや?歩夢ちゃんルリリ見て?」
ルリリが光に包まれている。
侑「これってもしかして・・・」
彼方「進化だねぇ」 それでも引っ込めてクッションにすればよかったんじゃ……
まあ新米トレーナーが捕まえたてのポケモン犠牲にする戦法はとらないか 引っ込めたら攻撃は戻るけど防御も戻って当たったら確定で倒されちゃう
そのままなら当たらない確率に加えて乱数で耐える可能性もあると考えると引っ込める意味ないんじゃない
ダメージと体力どの程度具体的にわかるのかはよく分からないけど ふと気になったんだけど、ボールに捕らえられたポケモンがどのトレーナーの指示を聞くか、ってどうやって判定されるんだろう
歩夢が投げたボールで捕まったのなら歩夢の指示を聞くのか、捕らえられた後初めて自分をボールから出したトレーナーの言うことを聞くのか…
彼方のボールで捕まってて、歩夢が指示してみたら言うこと聞かない、みたいなことないのかな笑 捕まった後に親として認定された人の命令を聞くんじゃね?
その後に交換したら親じゃないからレベルによっては聞かない
みたいな ルリリは更に強い光に包まれる。
彼方「おぉーっ。彼方ちゃんポケモンの進化初めて見るなぁ」
歩夢「私も始めて・・・」
侑「歩夢、ルリリすっごく大事にしてたからね」
マリル「まりぃ!」
歩夢「ルリリがマリルに進化した!」
マリル「まりまり!」
遥「ルリリは確かトレーナーとの絆で進化するポケモン。きっとさっきのバトルで絆が最高潮に達したみたいですね」
歩夢「えへへ。よろしくねマリル」
マリル「るりぃ!」 久しぶりにポケモン図鑑見たけど知らない子ばかりになってる 彼方「歩夢ちゃん、強かったよ。マリルに進化おめでとう。そしてこれ・・・」
彼方ちゃんからボールを受け取る。
彼方「ツタージャは歩夢ちゃんのポケモンだぜ」
歩夢「あ、ありがとう!」
彼方「最後まで諦めなかったその姿勢。彼方ちゃんも見習わなきゃなぁ」
歩夢「彼方ちゃんも強かったよ!もうダメかと思ったもん」
彼方「ほら、ツタージャ出して見て」
歩夢「う、うん。出ておいでツタージャ」
ツタージャ「つたっ!」
ツタージャは歩夢を見て、そっぽを向いた。
歩夢「あれ、えぇっ?」
彼方「なるほど・・・このツタージャ相当あまのじゃくだねぇ〜」 遥「へぇ〜野生のツタージャでも珍しいのにあまのじゃくですか」
歩夢「あまのじゃく?」
遥「はい、ツタージャの特性ですよ。技の効果が逆になってしまいます。例えば攻撃が上がる技をツタージャが使うと逆に下がってしまうって特性です」
侑「え、それって強いの?」
遥「使いようによってはってところですねー」
歩夢「そっか、これから頑張ろうねツタージャ!」
ツタージャ「つたっ!」
無理矢理ツタージャを抱き締める歩夢。
ツタージャは嫌々と腕の中でもがいている。
彼方「もがいてる姿も可愛いねぇ〜。あ、2人はこれからどこ行くの?」
侑「私達はマカロンシティに行くつもりだよ」
彼方「おぉ〜!私達もだよー。一緒に行かない?」
侑「うん、是非!」 こうして私立ち四人は次の街。
マカロンシティへ向かう事にした。
道中、彼方ちゃんと遥ちゃんの事を色々聞いた。
どうやら、トレーナー志望は彼方ちゃんだけみたいで遥ちゃんは彼方ちゃんのサポートをしたり。
ポケモンブリーダーを目指してるらしい。
彼方ちゃんは私達と同じでコットンシティのジムリーダーを倒して来たらしい。
遥ちゃんのポケモンを見せてもらったらバチュルっていう小さな虫ポケモンを持っていた。
黄色いふさふさで丁度遥ちゃんの手にちょこんと乗るサイズでとても愛らしいポケモンで、可愛い遥ちゃんにとても似合っていた。 6話。
マカロンジム。
せつ菜「マグマラシ!ひのこです!」
マグマラシ「まぐっ!」
ことり「あっ、ピジョン!」
せつ菜「ふぅー。これで私の勝ちですね!2個目のバッヂゲットです!」
ことり「おめでとう、せつ菜ちゃん。はい、マカロンバッヂだよ」
せつ菜「ありがとうございます!」
やりました!
2個目のバッヂ、私も着々と強くなっている。
ことりちゃんに挨拶をして、ジムを後にする。
1個目のバッヂはヨーソロバッヂ、2個目はマカロンバッヂ。
次に目指すのはコットンシティですね。 せつ菜「とりあえず今日はポケモンセンターで一泊しますか・・・」
確か、コットンシティのジムリーダーはいわタイプ専門だ。
私の手持ちはコマタナとマグマラシ。
ほのおタイプのマグマラシは不利だが、はがねタイプのコマタナが有利だ。
せつ菜「うーんでも・・・」
バッヂ3個目からは難易度が跳ね上がると聞いてるし鍛錬して挑んだ方がいいのかもしれない。
と、考えてる間にポケモンセンターに着いたみたいだ。
中に入る。
愛「どうするりなりー?」
璃奈「・・・困った」
ポケモンセンターの中はトレーナーがとても多く混雑している。
愛「あ、こんにちは。あなたも休みに来たの?」
せつ菜「こ、こんにちは!そうですが・・・」
璃奈「今、トレーナー多いから宿泊場所ないみたい・・・」
せつ菜「そうなんですか!?」
愛「うん。だから困っててさー。今日も野宿かぁー」 宿がいっぱいになるほどのトレーナーの相手をことりちゃんが 果林「あら、いっぱいいるわね」
エマ「本当だねー。あ、ごめんなさい」
せつ菜「あぁっ!すみません!」
入り口で立ち往生していた私は後から入って来た二人に気付き慌てて離れる。
果林「宿空いてるかしら?」
せつ菜「あぁ、それが空いてないみたいです」
エマ「え、そうなの?・・・どうしよっか果林ちゃん」
果林「どうしましょうか・・・」
璃奈「それ、私達も考えてたとこ。宿がないから今日は野宿するしかないって・・・」
愛「本当はベットで寝たいところなんだけどねー」
せつ菜「ポケモンは預けられるんですよね?」
愛「あ、うん。ポケモンは預けられるよ。ほら、ボールの中に入れておけば場所取らないから」
果林「ボールに入れたままでも体力回復出来るって凄いわよね」
璃奈「ハイテク」 せつ菜「そうですよね!ポケモンセンターってすごく便利だし色々な技術が使われたりして毎回関心してしまいます」
璃奈「わかる」
果林「あら、あなた」
せつ菜「はい、どうかしましたか?」
果林「バッヂ二つ持ってるのね」
せつ菜「はい!先程、ゲットしました!」
指摘されたのが嬉しかったのでえっへんと胸を張ってみる。
エマ「バッヂ、胸につけてるんだね」
せつ菜「はい!そっちの方がカッコいいとおもいまして!」
愛「確かに、見栄えよくなるかもねー」
エマ「私は何だかもったいなくてケースにしまったままだよ」
せつ菜「気持ち分かります!汚したくないですもんね!私なんて、1日三回は磨いてます!」
璃奈「私も綺麗だから一緒」
愛「あはは、話が弾むね。こんなところで立ち往生するのもなんだし外出て話さない?」
一同、了承しポケモンを預けて外に出る事にした。 璃奈「ねえねえ。ここからキャップ場結構近い」
愛「お、そっかー。サンキューりなりー」
果林「はぁ、今日も結局野宿なのね」
せつ菜「私、野宿結構好きです!」
エマ「私も!」
せつ菜「ところで皆さんはどこのバッヂを持っているのですか?」
愛「りなりーとあたしはコットンバッヂだよ」
エマ「へぇー奇遇だね」
果林「私達もコットンバッヂなの。今まで出会わなかったのが奇跡ねー」
璃奈「確かに、どこかですれ違ったりとかしたかも・・・」
せつ菜「私はヨーソロバッヂとマカロンバッヂです」
エマ「まだ、私達が持ってないバッヂだね」
愛「ん?という事は次はコットンシティ?」
せつ菜「はい!」
果林「少し本気のルビィちゃんと対戦って事になるわね。バッヂ3個目だし」
せつ菜「はい!わくわくします!」 ここで、私達は初対面と言う事を思い出した。
何だか自然に話せる人達で、もう友達のように感じる。
せつ菜「あ、あの!自己紹介まだでしたよね?私、優木せつ菜です!」
果林「あーそう言えば。多分みんな歳近いわよね?だからかしら、挨拶もせずに普通に話ちゃった」
みんな自己紹介をする。
途中で一緒に旅をする事になった愛さんと璃奈さん。
友達同士で一緒に旅をする事になった果林さんとエマさん。
みんな笑顔が素敵だ。
エマ「せつ菜ちゃんは一人で旅するの辛くない?」
せつ菜「はい!多少は寂しいなって思う事もありますけど私にはマグマラシとコマタナがいますから!」
愛「そっか、頼りにしてるんだね」
せつ菜「はい!私の大切な相棒です!」 果林「で、ジムリーダーどうだった?」
せつ菜「強かったですよ。とても、何とか勝てましたがバッヂ2個で手を抜かれてるとはいえ、あのねレベルになるには更なる鍛錬が必要だなと感じました」
エマ「ルールは?ポケモンは何を出してきたの?」
せつ菜「チルットにピジョンでした。ルールは私の手持ちが2匹だったので2対2のバトルでした」
果林「なるほど、前のジム戦はこっちがかなり有利な条件だったけどここからポケモンの数は対等になるのね」
璃奈「やっぱりバッヂ集めていくとジムリーダーも相応のポケモン使うんだね」
愛「だねー。ジムリーダーも大変だね。相手のレベルによってポケモン変えたりとかルール変更とかしたりして」
せつ菜「ですね。でも、やはりジムリーダー。そこは臨機応変に対処しているように見えます」
ジムリーダー。
この世界で憧れる職業TOP3に入るほどみんなが憧れている職業だ。 でも、ジムリーダーになるにはいくつか条件がある。
まず一つはジムバッヂを全て集める事。
そして、ジムバッヂを全て集めた者のみが出場出来るトーナメントを勝ち抜く事。
次に四天王を一人でも倒した実績がある事。
最後にジムリーダーを真剣勝負で倒す事によってそのジムは勝者のジムになる。
ジムリーダーになるのはほんの一握り。
いや、ほんのひとつまみの人間にしかなれない。
ちなみに、ジムリーダーは国営の為。
施設の維持費やその他施設に必要な物、光熱費などは国が出してくれるが、給料はそんなに多くはないらしい。
けど、ジムリーダーの人気は凄まじく。
それを利用して自ら会社を立ち上げPRに使ったり、自らを広告にしてアイドルをしたりとそれぞれのジムリーダーがその人気を有効に活用している。
そして私もジムリーダーを目指している。 その為にはまずジムバッヂ全てを手に入れてトーナメントに出場しなくてはならない。
全ジムバッヂを手に入れた者のみが出場出来るトーナメント。
ラブライブ。
まずはこれに勝ち抜き、そして四天王を撃破する。
それが、私の今の目標だ。
バッヂには有効年数がある。
バッヂを手にした瞬間から3年が過ぎるとそのバッヂは無効になり今後ジムリーダーへの挑戦権も失ってしまう。
つまりバッヂを手に入れて3年を過ぎるとチャンスは無くなってしまうという事だ。
楽しそうに笑って話しているみんなを見る。
もしかしたらこの中の誰かとトーナメントで戦う事になるかもしれない。 エマ「ん?せつ菜ちゃん難しい顔してどうしたの?」
せつ菜「あ、いえ・・・少し考え事をしてました。あの皆さんはどうしてバッヂを集めているんですか?」
愛「お、よくぞ聞いてくれました!愛さんはジムリーダーになって実家のもんじゃ家を繁盛させたい!」
果林「私もジムリーダーになりたいからよ。イッシュ地方のカミツレさんやエンジェルシティの鹿角姉妹のようなモデル兼ジムリーダーになって私の事を色んな地方の人に知って貰いたいからよ」
エマ「私は預かり屋さんになりたいからかなぁ。なる為に色々調べてたんだけど、バッチを全部集めると人のポケモン言う事聞いてくれるみたいだから必須だよって言われて・・・」
璃奈「私は四天王になりたい。四天王になって困ってる人救いたい」
せつ菜「なるほど、皆さん素敵な夢を持っていますね!私も愛さんや果林さんのようにジムリーダーを目指しています!」 預かり屋さんも強くないとか。エマさんはお世話したいんだな。せつ菜はやっぱりアイドルのためなのかな 果林「なるほど、四天王やジムリーダーを目指している人がいるって事はエマ以外はトーナメントで戦う事もあり得るって事ね」
愛「んー。そう言う事になるね」
果林「私、ここであなた達と知り合いになれたのは偶然じゃない気がするの。いずれトーナメントで戦うそんな気がする」
エマ「果林ちゃん・・・」
果林「あぁ、別に敵視してるとか目指してるとこが同じだから仲良くしないとかそんなんじゃないのよ?ただ・・・ライバルって考えると少し燃えてきたわね」
せつ菜「ライバルですか・・・。確かにライバルですね!トーナメントで戦う事になったらその時はよろしくお願いします!」
果林「勿論よ。負けないんだから」
こうして、自己紹介をして仲良くなって、それでみんなの夢を聞いた。
一人で旅をしてきた初めてライバルが出来た。
拳を握りしめて前に突き出す。
せつ菜「皆さん!私達はこれからライバルです!だから・・・これからもよろしくお願いします!」
みんなそれぞれ拳を合わせお互いの顔を見る。
みんなに負けないように、頑張ろう。 ・・・・・・・・・。
ことり「今日も多いけど明日も多いなぁ・・・」
今日だけでジム戦10回。
明日のジム戦申込者の名簿を見るとその更に倍いる。
しかもその殆どがバッヂ二個目の挑戦者ばかり。
ことり「な、何で明日こんなに多いのぉ・・・」
明日は穂乃果ちゃん海未ちゃんとディナーの約束があるのに・・・。
ことり「どうしようかなぁ・・・何か早く終わらせる方法ないかなぁ」
ことり「・・・あ、そうだ!」
バッヂを渡していい条件は二つある。
一つ目はポケモン勝負でジムリーダーに勝つ事。
二つ目はジムリーダーに認められる事。
何らかの形でジムリーダーを感心させ認められた場合、ポケモン勝負を飛ばしてバッヂを渡していい事になっている。
ことり「よし、これで決まりだね!」 早速電話をかける。
ことり「あ、もしもし真姫ちゃん?」
凛「ことりちゃん!どうしたの?」
ことり「あのね!ちょっと頼み事があるんだけど聞いてくれるかな?」
凛「うん!いいよー!」
ことり「真姫ちゃんのね。バトルジャングルの会場借りれないかな?」
凛「ん???どうしてかにゃ?」
ことり「あのね。明日予定があるんだけど挑戦者が多くてそれまで終わりそうになくて・・・だから特別ルール考えたの!」
凛「なるほど・・・わかったにゃ!」
ことり「ありがとう!じゃあ明日よろしくね!バイバイ凛ちゃん!」
凛「凛も退屈してたから丁度いいにゃー!バイバイことりちゃん!」
電話を切る。
ことり「よし!これで明日は早く終わりそう!」
・・・・・・・・・。 7話。【バトルジャングル編】
大きなドーム型の会場の前。
私や歩夢達は今朝届いたメールに驚いた。
それは、ジムリーダーからの通達。
『本日、ジムリーダーに挑戦する皆様へ。
ジムリーダーの私用及び挑戦者多数の為、特別ルールでジム戦を開催します。
詳しいルールは今から案内する会場で案内致しますので、バトルジャングルへお越しください。
ジムリーダー ことり』
侑「ここで何をやるのかなぁ?特別ルールって何だろう?」
彼方「うーん。彼方ちゃんにも想像がつかないよぉ」
歩夢「ここってバトルフロンティアの会場の一つだよね?こんなところで何するんだろう?」
侑「私、ことりちゃんのスイーツ食べたかったのになぁ」 ドームにはぞろぞろと恐らく私達と同じであろう。
ジム戦の参加者達が集まって来ている。
歩夢「あ、侑ちゃんあそこ!」
侑「うん?・・・愛ちゃんだ!」
彼方「お知り合い?」
侑「うん!友達、先に旅してたんだけど。そっか愛ちゃんもコットンバッヂゲット出来たんだ!話しかけ行こ!」
歩夢「うん!」
遥「あれ?あの人・・・」
凛「お、いるにゃいるにゃー」
私達が愛さんの所へ行こうとしたその時。
突然現れた、人に私は驚いた。
彼方「ジャングルタイクーンの星空凛ちゃんだ〜彼方ちゃんファンなんだ〜」
凛「みんなごきげんようにゃー!」
他の参加者もジャングルタイクーンの存在に気付きどよめく。
ことり「あ、皆さんこんにちはー!」
かすみ「こんにちはー!」
隣にいた人が元気よく挨拶する。 侑「あ、ジムリーダーのことりちゃんだ!」
歩夢「でも、何であの二人がいるんだろう?」
ことり「みんな、集まってくれてありがとう!それじゃ早速だけどルール説明するね!」
凛「今から皆さんにこのバトルジャングルに入って貰うにゃ!」
ことり「中はとっーても広いよ!」
凛「うん!それでね。野生のポケモンがいたり罠があったりにゃ」
ことり「みんなはこのバトルドームのゴールに辿り着いたらバッヂゲットだよ!」
凛「逆に手持ちのポケモンがみんな気絶しちゃったら失格!あ、荷物はみんな預かるから手ぶらでお願いだよ!それから、今からみんなにお水と食料。それから各自攻略が有効になるアイテムをランダムで一個渡すにゃ!」
ことり「中には外れアイテムがあるよ」
凛「何か質問あるひとー!?」
しずく「あの!」
ことり「なぁに?」
しずく「どうして普通のジム戦じゃないんですか?」
ことり「えーと。それは・・・参加者が多い為、今日中に終わらなさそうだから皆さんへの特別処置です!」
しずく「なるほど・・・確かにこっちの方が一人一人勝負するよりも早いですね・・・」
侑「あ!こっちもいいですか?」 凛「何かにゃ?」
侑「さっき罠って言ってましたけどどんな罠ですか?」
ことり「罠はね沢山あるよ!えーと例えば・・・」
凛「あ!ことりちゃん!教えたら対策出来るかもだからだめだよ!」
ことり「あっごめんなさい。罠は教える事が出来ないのごめんね」
侑「分かりました!」
遥「うーん。恐らく思ってるより大変ですねこれは」
歩夢「どうして?ゴール目指すだけだから簡単だと思うけど」
遥「本で見たことあるんですけどバトルジャングルって施設はバトルフロンティアの中でも一番応用力を試される施設です。しかも四天王と同等の実力を持つフロンティアブレーンの一人が関わってるとなると・・・難易度相当高いですよ」
侑「フロンティアブレーンってそんなに凄いの?」
遥「はい、ブレーンになる為にはバッヂも何も入りません。ただただ実力だけが求められる。だからこそ強いんです。しかも、他地方からも挑戦者が来ると聞いています」
彼方「でも、今回はポケモン勝負で決着付けるわけじゃないし、こそこそしてれば大丈夫だよ〜」
遥「本当にそう上手く行くのかなぁ・・・。お姉ちゃん気を付けてね!」
凛「はい!それじゃ、荷物預りまーす!そのついでにバトルジャングル用のバック渡すね!」 真姫ちゃん呼びは間違い?
混乱しながら読んでしまった 参加者はそれぞれ荷物を渡し、支給品を受け取る。
私も受け取り終わると肩を叩かれる。
愛「ゆうゆ久しぶり!」
侑「愛ちゃん!久しぶり!さっき声かけようと思ったんだけど、説明が始まっちゃって」
愛「ううん、いいよいいよ。それより、変わった事やるんだねここのジムリーダー」
侑「だねー。私も驚いちゃった」
愛「あ、そうだ。紹介したい人がいるんだ」
侑「私もだよ。友達が出来たんだ。一緒にジムに挑戦するんだけど・・・あれ?」
私より先に受け取った彼方ちゃんの姿が見えない。
愛「どうしたん?」
侑「いや、さっきまであっこにいたんだけど」
愛「そういえば歩夢は?」
侑「歩夢も一緒に彼方ちゃんと・・・あっ」
いつの間にかニャオニクスが目の前にいる。
愛「あれ、この子どうしたんだろう?おいでおいで」
ニャオニクスはトコトコと愛ちゃんに近付き、愛ちゃんの手を握り一緒に消える。
侑「えっ・・・あ、愛ちゃん!?」
ニャオニクスがまた単体で現れる。
侑「愛ちゃんどこにやったの?」
ニャオニクスは私の手を握る。
侑「わあっ!!!・・・あれ?」
一瞬視界がぐるっと回り、いつの間にか私はジャングルの中にいた。 >>265
すみませんこれミスです
真姫ちゃんか凛ちゃんどっちだそうか考えてた名残です ジャングルのサバイバル力でポケモンバトルの力が測れるのかな。ことりちゃん大丈夫なの ニャオニクスはオスとメスで姿だけじゃなくて技まで違うんだね 侑「・・・え?」
私が困惑しているとニャオニクスは無表情のまま手を振ってまた消える。
侑「もうスタートって事かな?」
私は勘違いしてたようで、あのドームの入り口からみんな一斉にスタートするものばかりと思っていた。
侑「まさかみんな散り散りになるなんて思わなかった・・・」
ピンポンパンポーン。
ドーム全体にアナウンスが鳴る。
ことり「あ、みんなごめんね。いきなりでびっくりしたと思うけどスタートは各自ランダムだよ」
凛「凛のニャオニクスが頑張ってくれたにゃ!」
ことり「このドームには野生のポケモンいるけど、安全だよ。ことりのチルタリスと凛ちゃんのアーケオスが見守ってくれてるから!」
凛「それじゃ早速・・・スタートにゃ!」
ドーム全体に笛の音が響く。
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