モブ美「……何よ?」

愛「この子は……ハルちゃんは、お遊び気分なんかで働いてません」

モブ美「……はぁ?」

遥「愛さん!?」

愛「ハルちゃんは、家族のために、大切なお姉さんのために一生懸命働いてくれてます。まだ高校生なのに」

モブ美「そんなの、私には関係ないでしょ!」

愛「注文は聞き間違えたかもしれません。絶対にお客様が言い間違えと確信が無い以上、アタシは責任をもって対応させていただきます。でも――」

愛「当店の大切なスタッフを傷つけるのは、絶対に許しません」

遥「愛さん……」

モブ美「何言ってんのあんた! 私は客よ!?」テーブルダンッ

愛「お客様だからどうしたんですか? ……いや。そんな態度の人を、もんじゃ宮下ではお客様としては扱えません」

愛「――お帰りください」

モブ美「……! どうなっても知らないわよ!」ダッ