愛「さっきのは、エマっちの為だけのライブ。エマっちに『がんばれー!』『負けるなー!』って思いながら歌ったんだ!」

愛「そしたら、自然と良いライブが出来たんだよ!」

愛「まだ不安なら、そうだなー……」

愛「エマっちも、最初は大好きな人一人の前でライブしてみたらどうかな?」

エマ「……!」

エマ「じゃ、じゃあさ――」

エマ「愛ちゃんの前、予約しても良いかな?」

愛「……もちろん!」

エマ「私さっきから、愛ちゃんを見てると心がぽかぽかするんだ。でも、いつもよりちょっと熱すぎるかも……って」

エマ「それに、とっても不安な気持ちになるの。心臓が、まるで私のものじゃないくらい忙しなく動いて」

エマ「……ねえ愛ちゃん、これの抑え方知ってる?」



愛「――知ってるよ」

チュッ