愛(うわあああ気まずい! どーしよう!)

エマ「愛ちゃんはさ、もし私が愛ちゃんを好きになった後、キス出来れば良いんだよね?」

愛「う、うん?」

エマ「それって、もちろんお付き合いするってこと……だよね?」

愛「……」

愛「そう……だね」

エマ「キスだけじゃなくって、ちょっとえっちなこともしたいの?」

愛(流石にそこまでは……。でも……)

愛「したい、よ?」

エマ「そうなんだ。話してくれて、ありがとう」

エマ「私もあの時、愛ちゃんみたいにちゃんと自分の気持ちを出せてたら、皆を傷つけずに済んだのかな?」

愛「?」

エマ「同好会が一度解散した時、私はせつ菜ちゃんにも、かすみちゃんにも何も言えなかった」

エマ「そしたらね、誰も私なんて頼ってくれなかった。彼方ちゃんも、1年生のかすみちゃんも、しずくちゃんも!」

愛「……」