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璃奈「お疲れ様」ムスッ

愛「何か、不思議な攻略だったね……」

璃奈「出来てないよ」

愛「……?」

璃奈「攻略、出来てない」

愛「え!?」

璃奈「エマさんの心の隙間は、まだ埋まってない」

璃奈「もちろん、多少隙間は小さくなってるんだけど、この状況は非常に不味い」

愛「というと?」

璃奈「甘えたい欲求も隙間だったのは確か。愛さんは確かにエマさんにとって大切な存在にはなれてる」

璃奈「でも、それはお母さんに近い存在」

璃奈「……恋愛対象としては見られてないってこと」

愛「そうか……!」

璃奈「キスをする時は、やっぱり恋愛的にドキドキさせている必要がある」

愛「うわー、愛さんやらかしちゃったなあ……」

愛「……やっぱり、りなりーが前に言ってた通り、責任感の方が鍵なのかな?」

璃奈「かもしれない。ただ、さっきも言ったように、甘えたい欲求も両立させる必要がある」

愛「難しいなあ……」