モブ1「なんなん? あんた」ギロリ

しずく「私ですか? スクールアイドルの──

モブ1「んな事聞いてねぇよ!!」

モブ1「うぜぇんだけど、本当に」

モブ1「つーか、なに?」

モブ1「別にこんなの、ただの子供の喧嘩っしょ?」

モブ1「言うなら先生に言えば? 普通に謝れば終わる事だし」

モブ1「スケッチブック破ったくらいでなんだよ」

モブ1「それをネチネチネチネチと……」

モブ1「気持ちわりぃんだよ!!」

しずく「………………」

しずく「スケッチブック破ったくらい?」

しずく「ふざけてるんですか?」

璃奈「!!」

しずく「あの子があのスケッチブック、どれだけ大切にしてたと思ってるんですか」

しずく「スクールアイドルとして、必要な物だから大事にしてたんですよ」

しずく「あなた、それを破り捨てたんです」

しずく「人の大切にしていた物を壊しておいて」

しずく「あなたは、ふざけてるんですか?」

しずく「今すぐ璃奈さんに謝ってください」

璃奈「しずく……ちゃん……!!」

かすみ「りな子、大丈夫だから」 ギュッ

璃奈(かすみちゃんが、ぎゅっと私に抱きついていてくれる)

璃奈(しずくちゃんも、本気で怒っているのが分かる)

モブ1「………………」

モブ1「謝るわけねぇだろ」

モブ1「ばーか」ベー