QU4RTZでかなエマがかすりな甘やかしてるもんだから自分もしずくを甘やかそうとする果林さん
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ー練習後ーー
しずく「ごめんね、かすみさん、璃奈さん、今日は先帰るね。」
璃奈「うん、無理しないで。」
パタン。
果林「……」
しずく「お待たせしましたお姉様。一緒に帰りましょう。」
果林「ごめんなさいね、昨晩は遅くまで。」
しずく「いえ、私の方こそ舞い上がってしまって。お姉様とお話するの、楽しかったんですもの。」
果林「私の方こそ。妹の体調管理もろくにできないなんて、姉失格だわ。」
しずく「今日の歌練で、皆にちょっとバレちゃったかもしれないですね。」
果林「何が?」
しずく「私たちのこと。かすみさん、結構勘ぐってるところありましたから。」
果林「かすみちゃんが?あの子結構鋭いものね。」
かすみ"ちゃん"。そういえばお姉様は、1年生に対してはちゃん付けで呼ぶ。
しずく「お姉様…」ギュッ
果林「あらあらしずく、お疲れね。」
自分だけ"お姉様"なんて恥ずかしい呼び方をしているかと思ったら、お姉様の方もそうだったのかもしれない。
果林「この後、また2時間電車に乗るのよね。」
しずく「はい…」
ヒロイン役で覚えた上目遣いはこういう時役立つ。
果林「もし嫌じゃなかったら、今夜はウチに泊まってく?」
しずく「いいんですか?急に。」
果林「寮だし狭いのだけれど、すぐそこだからゆっくり休めるわよ。」
しずく「お心遣いありがとうございます。では、お言葉に甘えて。」
果林「お家の人に許可は取っておいてね。」
しずく「はい、たまに友達の家にも泊めてもらうこともあるので、大丈夫かと思います。」
学生寮は校舎から普段行かない方向に向かってちょっと歩いた先にある高い建物。
疲れで夢現の中、お姉様のお部屋にお邪魔した。 ー朝ーー
しずく「……!」
目が覚めると、着てるスウェットからは慣れない匂いがした。
果林「あらおはようしずく。」
しずく(そういえば昨日の夜は……!)
〜〜〜
果林「着いたわよしずく。」
しずく「ここがおねえさまの…」
果林「ほら、着替え貸すからさっさと寝なさい。」
しずく「んっ……」
バタン。
しずく(お、お姉様と……そ、そいね…)
果林「起きたのなら、シャワー浴びちゃいなさい。昨日はしずくバタンキューだったんだから。」
しずく「は、はいっではお借りします」ガラ
果林「タオルはこれ使ってね」
体を洗い流すと、より冷静になってくる。
私は始めお姉様を馬鹿にしていて、からかうつもりで姉妹ごっこに誘導したのだ。
そして気がついたらお姉様に夢中になっていて、
吐き気がするくらいのあざとい表現で家に泊めてもらって……。 訂正
ー朝ーー
しずく「……!」
目が覚めると、着てるスウェットからは慣れない匂いがした。
果林「あらおはようしずく。」
しずく(そういえば昨日の夜は……!)
〜〜〜
果林「着いたわよしずく。」
しずく「ここがおねえさまの…」
果林「ほら、着替え貸すからさっさと寝なさい。」
しずく「んっ……」
バタン。
〜〜〜
しずく(お、お姉様と……そ、そいね…)
果林「起きたのなら、シャワー浴びちゃいなさい。昨日はしずくバタンキューだったんだから。」
しずく「は、はいっではお借りします」ガラ
果林「タオルはこれ使ってね」
体を洗い流すと、より冷静になってくる。
私は始めお姉様を馬鹿にしていて、からかうつもりで姉妹ごっこに誘導したのだ。
そして気がついたらお姉様に夢中になっていて、
吐き気がするくらいのあざとい表現で家に泊めてもらって……。 ガチャ
果林「タオルはそこ干しておいて。朝ごはん出来てるわよ。」
ご飯とベーコンエッグにお味噌汁、それに酢の物。
果林「さ、食べましょ。」
しずく「お姉様……」
しずく「やっぱり、やめにしませんか。こんな関係…。」
果林「しずく?」
しずく「元はと言えば、全部私の嘘だったんです。」
しずく「彼方さんやエマさんを見て羨んでるお姉様をからかいたかっただけなんです!」
果林「……」
果林「『元は』でしょ?」
しずく「……」
果林「今私を見て、しずくは同じこと思う?」
しずく「それは…」
果林「一緒に行動してわかったでしょ、朝香果林のプライド。」
しずく「。」コクリ
果林「なら悩んでいないで私について来なさい。伊達にセクシー担当してないわ。」
果林「あなたが1人前のレディになるまで、みっちり仕込んであげるから。」
しずく「お姉様!」
自由で開放的な学校に潜む、私とお姉様の、秘密の関係。
仲間でライバル、ライバルだけど、姉妹。
今はお姉様に存分に甘えさせていただきます。
しずく「お姉様、今日の練習はお昼からでしたっけ?」
果林「そうね、出ましょう。」
しずく「あ、お姉様、」
しずく「手、繋いでいいですか?」
果林「もちろん。」 かすみ「あ。」
しずく「あ。」
散々誤魔化したのが馬鹿みたいに、手を繋いで寮を出た所を呆気なくかすみさんに見つかってしまった。
かすみ「かすみん何も見てないですよーー!!」タッタッタッ
そんなことを言っていたが、信じられるわけが無い。
女子の噂が広まるのは早いもので、繋いでいた手を離して部室へ入ってすぐに、部員たちは一斉にこちらを見た。
愛「お!オシドリ夫婦のお出ましだ!」
歩夢「2人とも、おめでとう!」
璃奈「詳しく聞きたいな。『ワクワク』!」
しずく「……かすみさん!さっきのこと話したでしょ!」
かすみ「ぷぷぷっ!こーんなおもしろいこと、話さない訳ないじゃーん。果林先輩も根掘り葉掘り、聞かせてもらいますよ〜」
果林「か、かすみちゃん!」
ーーー
しずく「…という訳で。」
エマ「なるほどー果林ちゃんもお姉ちゃんになれてよかったねぇ」
果林「たまたましずくが私と合っていたからってだけで…///」
侑「そっか〜トキメいちゃったのか〜!!」キラキラ
せつ菜「運命で結ばれた2人ですか!!王道の展開ですね!!」
彼方「これからは妹トークで盛り上がろうね〜果林ちゃん。妹愛なら負けないよ〜!」
歩夢「フフ、果林さんとしずくちゃん、とってもお似合いだと思うな。」
しずく「歩夢さん…ありがとうございます…」
ちょっとからかうつもりで始めた姉妹ごっこ。
だけどお姉様は本気で、すぐにその魅力に引き込まれてしまった。
幸いにも同好会の皆からの反応も良く、私たちは晴れて公認の姉妹になった。
しずく「これからもお慕いしています、お姉様♡」
果林「ええ。しずく。」
Fin 以上です。初ssでお見苦しい所あったと思いますが、お付き合いありがとうございました。 終えたのでしずかり語りをします。
しずくは色んな媒体で演技派・策士でありながらもやっぱり果林さんの方が一枚上手であ欲しいと思います。スクスタ初期の果林さんに騙されて変なポーズ練習してるところとか、最高に好きです。 しずくの世界観って、キズナだとシェイクスピアとかモリエールとかエウリピデスとか、結構エグい内容の古典作品でできてるんですよね。
自由よりも階級社会に魅力を感じていると思いますし、姉妹制度とかに縛られることを望んでるんじゃないかって考察してます。 果林について、アニメ2〜4話でも見られるな面倒みの良さと5話や9話に見られる孤高さが混じりあったところが好きです。
かなエマみたいによしよし甘やかすタイプじゃなく、表では厳しく裏では優しいお姉様になれるんじゃないかと思います。 お姉様、という呼び方が似合うのはニジガクではこの組み合わせだけかもしれんな 「お姉様」に合わせてしずく→果林の口調は「マリア様がみてる」のリリアン女学園風にしましたが、やりすぎたと反省しています。 マリみて風味にするなら姉の呼び方は「お姉さま」にすべきではないだろうか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています