【334】

 ぴちゃぴちゃと、犬が器に入った水を舐めるかのように、わざと音を立てながら、流れ落ちてくる淫汁を舌で掬っていく。


 「…ぅふっ♡…はぁ…はぁ…じゅぼ…はんっ♡…あっ♡…はぁ…はぁ…」

 花陽さんは、俺の相棒を咥えては喘ぎ、また咥えて喘ぐ。


 「ほらほら、声を出さないで!姉ちゃんたちが起きちゃたっらどうするんですか!」


 「…はぁ…はぁ…うん…ごめ…んぁ♡…ちゅぱ…じゅぶっ…じゅびゅ…」

 謝るのもそこそこに、また口に含み、上下させるスピードを早めていく花陽さん。


 「うぉ!…やべ…気持ちはいい…」

 とはいえ、自分で煽っておいて、負けたらシャレにならない。
 俺は再びたっぷりとジャムを手に取ると、彼女の『内部』へと送り込んだ。


 「ぁひゃあ!」


 花陽さんが、悲鳴だかなんだか、よくわからない声を出した。