0386名無しで叶える物語(しうまい)
2021/01/14(木) 12:22:34.10ID:JrHi7bqXジャムの入ったビンにスプーンを突っ込み、それを掬うと、俺の相棒へボトリと垂らした。
「ジャムさん、ごめんね…」
こんなことに使っちゃいけないのに…と自戒の念があるのだろう。
花陽さんは小さな声で謝った。
「俺にもください」
「こたろう君も?」
首を傾げながらも、ビンを俺に手渡した。
「じゃあ、続きをお願いします」
「う、うん…」
「ただし…今度は身体の向きを変えてくださいね」
「ん?」
「俺の顔を跨ぐようにしてください」
「!!」
「じゃないと『舐めっこ』できないじゃないですか!」
「そ、それはそうだけど…」
花陽さんは、恥ずかしげに目を伏せた。