【321】

 「一応、確認だけど…お断りする…って選択肢はあるのかな?」


 「ないです!」

 即答。
 我ながら、冷たい男だ。


 「そもそも…『大きな声を出しちゃダメだ』って言ってるのに、花陽さんが『無理』って言うから…だったら俺のココを咥えてれば、口が塞がるから大丈夫じゃないか?…っていう話で。俺も気持ちよくなれるし…一石二鳥ってことですよ」


 「…すごい理屈だね…」


 自分でもそう思う。
 この状況でよくそんな言葉が出てきたもんだ。


 「…ということで、さぁ、早く俺のチン◯ンを舐めてください!」

 俺はグイッと腰を持ち上げ、相棒を突き出した。