かすみ「ゴクゴク…ぷはぁ〜〜!」

しずく「お疲れ様」

かすみ「しず子!」

しずく「即興にしてはうまくいったんじゃない?凄く盛り上がってたよ!」

かすみ「ま、まぁそれなら良かったけど〜」

しずく「ちょっといい?」ニギニギ

かすみ「ん?…これって」

しずく「演劇祭のお礼!似合うと思って買っておいたの」

かすみ「…えっ、…は?」

カットー

かすみ「…ねぇ、いくらした?これ」

しずく「50万くらいだったかな」

かすみ「ていうかさ、これ結婚指輪だよね?今度はなんのいたずら?」

しずく「いや私の気持ちだけど…」

かすみ「重すぎるよ!!プレゼントで結婚指輪渡す女子高生何処にいるんですか!?」

しずく「ここにいますよ♡」ユビサシ

かすみ(えぇ…)

しずく「…かすみさん、返事は?」

かすみ「いや、うん…突然言われても…ねぇ?」

しずく「ごめん、やっぱそうだよね…」

かすみ「かすみんは今、15歳で、しかも同性にプロポーズされる人生を歩んでる現実に脳みそが処理しきれないんだよ…」

しずく「…返事は急がないから。ゆっくり決めて?」

かすみ「そんなこと言われても…」

しずく「私、かすみさんが出す答えなら、どんな結末でも納得できるから!ちょっと水飲んでくるね!」フリフリ-

かすみ「う、うん…」

かすみ(どうすんのさ、これ…)