せつ菜「栞子さんのこと……ですか? ええと、それはどういう……?」キョトン

歩夢(うう、やっぱりはぐらかされちゃう……せつ菜ちゃんは私なんかよりよっぽど人付き合いが出来るから、私の攻め方じゃ絶対にしらを切られる……それでも……)

歩夢「……せつ菜ちゃん……私に嘘なんて吐かないで……」

せつ菜「あ、歩夢さん!? そんな、私、嘘なんて……」アセアセ

歩夢「でも私、見たんだよ……? せつ菜ちゃんの顔、すごく強張ってるところ……栞子ちゃんを見た時に……」

せつ菜「!! な、んで……」

歩夢(真っ直ぐにぶつかるしかない……! ぶつかって、ぶつかってぶつかって、砕けてもぶつかる!)

歩夢「その……ね? 栞子ちゃんが部屋に入った瞬間、すごく、無理矢理笑顔を浮かべたような気がしたから……」

せつ菜「な……そんな……ことは……」

歩夢「ううん。私もわかるよ。侑ちゃんが自分の夢を見つけた時も、私、すごく無理に笑顔を浮かべようとしてたから……せつ菜ちゃんのこと、わかるの」

せつ菜「……」

歩夢「せつ菜ちゃん。本当の気持ちを、私に教えて……? 今の辛そうなせつ菜ちゃんを私、見てられないから……」

せつ菜「……」

歩夢「せつ菜ちゃん……!」