0010名無しで叶える物語(やわらか銀行)
2020/10/18(日) 23:52:41.99ID:rXFdQwJAルビィ「黒澤ルビィ、です」
千歌「可愛い!」
曜「いや、そんな事言ってる場合じゃあ……」
人見知りもどこへやら、ハキハキと三人に話し掛けてくる。
ルビィ「何しに、来たんですか?」
梨子「貴女こそ、こんな所に一人で何を」
ルビィ「答えて」
強気な言葉に、思わず後ずさる。
昼休みに見た姿からは想像出来ない、強硬な態度。
協会から支給されたタブレットから、警告メッセージとアラームが鳴り響く。
特殊な電磁波を感知し、持ち主に知らせる機能が教えてくれた。
この子は、危険だ。
梨子「私達は、ここの調査に来たの」
ルビィ「ここは、余所者が入っていい場所じゃないんですーー消えて!」
叫ぶと同時に、突風が梨子達を襲った。
梨子(なに、今の? ひょっとしてあの子が?)
分からない。けれど、今はあの子を止めるのが先決。