ことり「気になる」
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絵里「と言う事でこれからの練習メニューを…」
にこ「あっ…ねえ。シャーペン貸してくれない?」
ことり「え?うんいいよ。はい」
にこ「ありがとう」
ことり「うん」
絵里「で、体幹トレーニングを組み合わせて…」
穂乃果「は…は…ハックション」
にこ「うわっ。ビックリした」
海未「風邪ですか?」
穂乃果「えへへ。かなぁ?」
にこ「もう。間違えちゃったじゃないの」
穂乃果「ごめ〜ん」 にこ「ったく」
ことり「あっ…」
海未「どうしました?」
ことり「ううん…」
ことり(にこちゃん…今シャーペンに付いてる消しゴム使った…)
にこ「……」カキカキ
ことり(別に良いんだけど…消しゴムは消す為にあるんだもん。だから…別に良いんだけど…) いや、シャーペンの消しゴムは消すためにあるんじゃない
絶対に許さない
なんかあの一時期はやった帽子にシール貼りっぱなしにしてたやつのシールと同じくらい価値がある にこ「あっ、また間違えた」ゴシゴシ
ことり(あっ…また…どんどん使われていく…使う為にあるんだけど…言ってくれれば消しゴムも貸すのに…そもそも…にこちゃんは何を書いてるんだろう?絵里ちゃんの言った事をメモしてるとは思えないし…)
にこ「……」カキカキ
真姫「ねえ?さっきから何を書いてるの?」
にこ「え?あ〜…作詞してんのよ」
真姫「作詞?」
ことり(え…にこちゃん…絵里ちゃんが真面目な話をしてる時に作詞をしてるの?なんで?そもそも海未ちゃんがいるのになんでにこちゃんが作詞をする必要があるの?) 真姫「なんでにこちゃんが作詞してんのよ?絵里の話聞かないで…」
にこ「ん?あ〜…あんたが話しかけるからまた間違えたじゃない」
真姫「やってる事からして間違ってるのよ」
ことり(あ…私の手元にあったら活躍する場がなかったであろう消しゴム…今、にこちゃんの手に渡って初めて消しゴムとして仕事をしてる。きっと…これが正しい事なんだろうな)
にこ「ったく…」
ことり(けど…どんどん小さくなっていく消しゴムを見てると…心がザワザワする…どうしよう…にこちゃんに消しゴムも貸してあげた方がいいかな…) ことり(けど…もし私が消しゴムをにこちゃんに渡したりしたら…それはまるであてつけの様に見えるかも…)
海未「……ことり?どうかしました?」
ことり「え?ううん…なんでもないよ」
ことり(言えないよ。シャーペンの消しゴムが気になるなんて…とってもじゃないけど言えない)
海未「そうですか。なんでもないのならいいですが…)
ことり(そもそも…なんでシャーペンに消しゴムを付けようなんて考えたんだろう?便利だからかな?) ことり(うん。便利だから。それしかないよね。開発した人はきっと親切心で付けたんだよね。けど…その親切心に心を悩ませてる人も居るんだよって事を伝えたい。それはきっと私だけじゃないはず)
穂乃果「ハックション…うう…」
ことり(きっと…穂乃果ちゃんもシャーペンの消しゴムを使うタイプだろうな…今まで気にして見た事なかったけど…)
絵里「…と言う事なんだけど」
ことり(きっと絵里ちゃんは使わない)
凛「ねえねえ。にこちゃん」
にこ「ん?」
ことり(凛ちゃんは…」
凛「にこちゃんってシャーペンの消しゴム使うタイプの人なんだね」
ことり(凛ちゃん大好き〜〜〜!!!) 絵里「今日は雨で練習も中止。と言う事でこれからの練習メニューを…」
真姫(雨…憂鬱だわ………髪の毛大丈夫かしら…)
にこ「あっ…ねえ。シャーペン貸してくれない?」
ことり「え?うんいいよ。はい」
真姫(…鏡を見たい。この湿気じゃ絶対髪の毛くるくるしてるわ) 真姫(そもそもなんで私の髪の毛って真っ直ぐじゃないのかしら…)
穂乃果「は…は…ハックション」
にこ「うわっ。ビックリした」
海未「風邪ですか?」
穂乃果「えへへ。かなぁ?」
真姫(海未はいいなぁ…あんなサラサラの綺麗な髪で。きっと湿気とか気にした事ないんでしょうね)
海未「………なんですか?」
真姫「え?ううん。何も…」
海未「そ、そうですか」 真姫(ほんと…羨ましい…ストレートヘア……にこちゃんも綺麗な黒髪で…)
にこ「……」カキカキ
真姫(え?にこちゃん何してるの?)
真姫「ねえ?さっきから何を書いてるの?」
にこ「え?あ〜…作詞してんのよ」
真姫「作詞?」
真姫(え?なんでにこちゃんが作詞?意味が分からない…。絵里の話も聞かずに…) 真姫(何?私と海未の作る曲に不満でもあるの?)クルクル
真姫(まあいいけど。にこちゃんの事だし。そんな事より…はあ…鏡みたーい。鏡みたいよ〜……絶対髪の毛くるくるしちゃってる。私、もし願いが叶うなら…ストレートパーマにして貰おう)
絵里「あの…みんな話聞いてる?」
海未「はい。聞います!」
凛「凛も聞いてるよ」
真姫(……縮毛矯正とかやってみようかな) 真姫(けど…たまに明らかに縮毛矯正掛けてますって感じで不自然な髪型になってる人いるわよね)
海未「…なるほど。絵里の話は勉強になります」
真姫(…必ずしも海未みたいになるとは限らないし。失敗したらそれこそ学校に来れないわ。はあ…どうして私だけ…天パに生まれて…いや!天パじゃないし。癖が強いだけだから。そう!ちょっと癖が強いだけ!今まで髪の事人に言われた事とかないし。気にし過ぎなだけよ) 真姫(……鏡を見て髪型が変じゃないって安心したい)
花陽「あの…真姫ちゃん…何か嫌な事でもあったの?」コソコソ
真姫「え?どうして?」
花陽「ずっと髪の毛……いじってるから…」
真姫「別に…全然そんな事ないけど…」
花陽「そっか」
真姫「うん…私…ずっと髪の毛いじってた?」
花陽「うん」
真姫「そう…なんか…私…変?」
真姫(いや…私何を聞いてるのよ)
花陽「へ?いや…いつも通りだよ」
真姫「そう」
真姫(それっていつも変な髪型って事?そもそも変じゃないって事?どっち?気になる…鏡みたい…) 絵里「はい……じゃあ…後は海未頼むわね」
海未「は、はい。わかりました」
スッ
海未「はっ…」
絵里「ど、どうしたの?」
海未「いえ…」
穂乃果「ハックショーン…うぅ…」
絵里「……」
海未「……」
絵里「そう。じゃあよろしく」 海未「はい…」
海未(しまった…立ち上がった瞬間…)
絵里「…?」
海未(下着が…パンツが…食い込んでしまいましたぁぁぁ)
絵里「海未?」
海未「あっ、はい。え〜っと…」
海未(これはまずいです。なんで皆んなが注目してる時に…うぅ…) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています